地上の喜び
しばらく私は放心状態のように腕を東西に対になるように突き出して、体感2分ほどそうしていた。
「おーーい、はぁはぁ…そんなに慌ててどうしたの?」
出られた喜び、自然の尊さに気分を高揚させ少し俗世のことを忘れていた。
「ごめんごめん、ついテンションが上がっちゃって突っ走ってしまった。」
すっかりティーナのことを忘れていたがこの状態を彼女にも伝えた方がいいだろう。
「良い?いま私たちはフレンという少女によって壊滅させられそうになっているの、多分さっきのティーナの声で異変に気付いたかもしれないわ。」
「なっ…なにをいってるのか全然わかんないよ?それにフレンなんて子の名前も聞いたことがないし…」
「説明してる時間すら今は惜しい、とりあえず一緒についてきて!」
私もこれだけで理解できるわけがないと思っている、しかし!一刻も早く館にいるペラの無事を確認して安心したい自我の問題だ。
このまま私一人が館に行ってもまたフレンにマインドコントロールでいいように扱われるだけだろうが、ティーナがいればこの圧倒的不利な状況をひっくり返せる!
ここから館までは目と鼻の先にある、ならなぜ走ったのか、うれしくて何も考えずに適当に走り回っただけのこと。
さて、これからフレンには痛めつけてあげないと。