【第6話】 久々のリアルでショッピング
「……ルさん? コモルさん?」
「あ……シュウタさん……」
「良かった〜起きた!」
「おっ?起きたのコモルちゃん?」
「団長さんまで……」
私は騎士団の療養室に横たわっていた。
「あの後どうなったんですか?」
「ああ、俺は熱を操れるだろ?だから盗賊の体温を上げて…とっ捕まえた。あいつらは今頃尋問室だよ。」
「よ、良かった……」
一応私も役に立ったっぽいな…!
「さ、任務報告は俺がやっといたが…団長が話があるそうだ。」
「団長さんが?」
〜団長室にて〜
「よっ!コモルちゃん!」
「あ、失礼します……」
「……さて、君の能力とかについてだが」
セイラさんが急に仕事モードになった
「君は能力を使いすぎると昏睡状態に陥る。だから基本的に団体行動が基本だ。班は今のままでいいだろう」
「は、はい…」
「あと、君の部屋での戦闘についても聞きたいんだが……」
「ええと……はい、私はどうやら自分の世界では自由に動けるようでして―――」
私は部屋での戦闘について話した
昏睡状態になったのに結構鮮明に覚えている
「なるほど……かなりの応用が効くようだ。今後も研究を続けていってくれ。」
「は、はい……」
「っで!そこでなんだけど!」
「え?」
「今度、私達騎士団は冒険者含め戦闘経験を積みたい人向けに、キャンプを行おうと思ってるの!」
急なラフモード
「は、はぁ」
「それに参加してみてはどうかしら!森に行って己の技を磨く……素敵じゃない?」
「それは……参加したいですけど……」
なんか流されてノリで言ってしまった…… 絶対人たくさん居るじゃん…!
「参加するのね!わかった!じゃ、また今度!」
「え、ああ……失礼しました…?」
……相変わらずすごい人だ
「へぇー コモルちゃんもキャンプ行くんだ! 俺も行く予定だよ」
「あ、シュウタさんも行くんですね……」
ホントは自室でゆっくりしたいなんて言えない
「まあ合宿みたいな感じかな?」
……ガッシュク?
「なるほど………合宿ってどんなのですか?」
「ああ…… うん、なるほど、わかった。行けばわかる!」
「は、はい…」
合宿……聞いたことはあるぞ
「ま、一週間後を楽しみにしとこう!」
シュウタさんがすげぇ目をキラキラさせながら言ってくる
一週間後まで何をしようか……
「……そうだ!暇なんなら俺と街まわんないか?」
「え?ああ……暇ですけど……私は――」
「よし決まり!早速出発だ!」
「え?ちょっと!待ってください!」
「はぁ……勝手に行かないでくださいよ……」
「いいじゃんいいじゃん!」
「苦手なんですって街とか……」
「じゃ、これを期に慣れないとな!」
「えぇ……」
さすが熱血陽キャさん……
「まずは……ここは都市リリーフ!俺らの騎士団の名前にもなっている大きな都市だ!」
そういえば名前しらなかったな……
「っさ!ここらへんが商業エリアだな!色々売ってるぞ!」
気づけば辺りには様々なお店が並んでいた……が
「なんか売ってるものとかレイアウトに既視感が……」
「前のレストランもそうだが、お店などの構想を立てたのは俺らと同じ転生者の人だ。やっぱ似ちゃうんだろうなぁ……」
「あれ? 転生者って騎士団に入るんじゃないんですか?」
「ああ……そうだな。あくまで騎士団ってのは名前だけで、実際は色々やってるんだよ」
そういう感じか……
普通に公務員みたいな感じなのか?
「……あ、なんか買ってく?」
「いや……欲しいものとかないし……って!」
この匂いは! このしょっぱく濃厚な出汁香る匂いは!
「……もしかしてなにか近くに食べ物屋さんありますか?」
「ラーメン屋があるけ――」
「いきましょう!」
「――えっと……ラーメン好きなの?」
「あ、い、いえ! カップラーメンばっかり食べてたので……」
「そっか…… よし、行くぞ!」
「は、はい!」
ラーメン…ラーメン…
「おっ?いらっしゃい!メニューは置いてあるからね」
「は、はい……シーフードラーメンありますか?」
「シーフード……醤油ラーメンにトッピングはできるが……」
「そ、それで!」
「俺は普通の醤油ラーメンで!」
「はいよ!」
シーフードカップ麺が一番美味しい……
「はい!醤油ラーメン並と醤油ラーメン薄めシーフードトッピングだよ!」
店主のおじさんが器を手にテーブルへ来る
テーブルに置かれたその器には、丁度いいサイズに切られたイカやエビなどが乗っていた。下には輝く麺と微かに白みを帯びたスープが漂っている
「うし!いただきま~す!……美味い!」
「い、いただきます………うんまっ…」
お、美味しいぞこれ!ちゃんとあの味がする!
「……今『うまい』って言った?」
「……あ、言ってました?」
「もしかして……以外にフランクな性格?」
「あぁー ……人との会話は苦手で……話すときは……はい……」
「……しょうがないよ、さ、次のとこ行くぞ!ごちそうさまでした〜!」
いつの間にかシュウタさんはラーメンを平らげ、移動の準備をしていた
「あっ! 私まだ食べ終わってな――」
「良かったら持ち帰りできるが?」
店主のおじさんが既視感のあるカップを差し出す
私はそこへラーメンを注ぎ、蓋をして渡された袋へ入れた
「おうよ!また来てくれよな!」
「……」
……なんか言ったほうが良かったかな?
「そうだな…日用品も揃えたいよな!」
「そう……ですね…?」
「ここの雑貨屋にでも入るか!」
「こんにちは〜」
「いらっしゃいませ〜」
「うーん……俺は女物とかよくわかんないから……よし、コモルさん。 一人で見てて!俺違うとこ行ってみるから!」
「え?ちょっ―― はぁ……」
これは私を思った行動なんだろうか…
……まあいい。なんかないかな〜
「……爪とぎに耳かき、歯ブラシは部屋にあるけど……手鏡ないな……色々あるな……」
なかなか便利そうなのがあるぞ……買っておこう……
私はかごに気になった物(というかほぼ生活必需品)を入れ、会計を済ませた
……もちろん、自分で会計したことはなかったので、結構気まずかった
「お?買い物終わった?」
「ずっと店の前で待ってたんですかっ!?」
「いやぁ…色々回ったけど特に欲しいものなかったし……」
そういうことか……
もしかして私の下手くそな会計も見られて…!
「おっ! 色々買ったみたいだね!」
「ああ……結構便利そうなものが多かったんで……」
「さ、結構遅いし今日はしまいかな!じゃ、また明日〜」
「さ、さようなら……」
……シュウタさん……いい人だな
にはともあれ今日は街を回って一日が終わるのであった―――
「キャーーーッ!!」
悲鳴とともに大きな爆発音が聞こえる
あたりがざわめき出す…
「避難して下さーい!!」
シュウタさんがすかさず避難を呼びかけている
「シュウタさん! なんですかこれ!」
「どうやら……緊急のお仕事だね!」
「は、はい!」
どうやらまだ寝れないようだ。
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