【第0話】 外
初作品です
う…何だここ…
『おや、目が醒めたようですね?』
「ヒッ! ……誰、ですか?」
目の前に白い布?を羽織り、何故か光を発している女性居る。辺りは白いばっかで何もなく、目の前に女性が居ることしか分からない
『ああ…ゲフンゲフん、私は…ええと…』
「…何?」
なんか口をモゴモゴさせたりそっぽを向いたり、”悩んでいる動作”をさっきからしている
『ああ…なんていうんだろ…神様…的な?」
ああ……ってことは……
『はい、あなたは死にました。』
「おお……結構ストレートに言ってくるのね……」
改めて死んでることを実感するけど……『はい……残念ながらあなたは死んでしまいました……』みたいな感じで言ってくれないんだ……
……って待てよ、私が死んでいて、この謎空間、神のような存在目の前に居て―――
「―――転生するやつだ」
『はい、あなたは今から転生してもらいます。……でも……転生って言うよりかは転移?まあ転生でいいや』
結構適当なのね……
『まあ、そのうちわかりますよ。さあ、この門を――』
目の前に突如門が現れる。色々起きすぎて、特に驚くことはなかった。
で、はいはい、くぐるのね、はい
『くぐる前に!あなたに色々教えとかなきゃいけないんです!』
「!?!? ……びっくりしたじゃないですか………」
『あなた…隅田 篭で間違いないわね?」
は、はい…
『んで、あなたは引きこもりで……死因は……過労……』
ちょちょちょちょちょ……引きこもりっていきなり言うなや!!
……ってえ? 過労死?
『そう、過労死。 ゲームのやりすぎですか?』
「……悪かったですね!!」
『はははっ、まあいいや…… あ、あなた容姿はまあいい方だから変更無しでいい?』
え?ま、まぁなれてる体のほうがいいかな…
ってかどんどん話が進んでいく…
『よし、じゃああとは能力だね!』
無視かい……
「ええと……能力っていうのはゲームのスキルみたいな感じですか?」
『ん〜ちょっと違うかな?レベルとかは無くてね。』
なるほど
『あなたは引きこもりだったから…能力も【引きこもり】で!』
……は?
『まぁそのうち分かるよ。うん』
なんかめんどくさくなってない?ってか能力が【引きこもり】って……
相変わらずニッコニコで言ってくるけど……
『ささ、門をくぐって新たな世界へ……』
ええ……行かなきゃダメですか?
『良いから良いから、行けば全部わかるって!』
……はぁ、ダメだ、しょうがない、行こう。久々の外が異世界なんてなぁ―――
「―――うーん、ここは……」
横になっていた体を起こし、目を開けた
久々に眩しい光が目に映る
徐々に視界がはっきりしていく……
青々とした地面、澄んだ空、何羽かの鳥……そして遠くに見える石造りの建物。春の様な風が体を通り、日差しが優しく私を照らす。そう、私の目の間には、転生物によくある景色が広がっていた
「お!起きたぞ!」
読んでいただきありがとうございます!
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