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図書館は発見がいっぱいだった

おばあちゃんが教えてくれた道を進んでいくと大きな建物についた。

入り口に入ってすぐのカウンターに人がいたのでその人に聞いてみればいいのかな?


「すみませーん」

「はい?どうされましたか?」

「私異界から来たのですがここの図書館で本を閲覧してもよろしいですか?」

「はい、大丈夫ですよ。100ゼニーの支払いが必要になりますが」


ちなみにゼニーとはこの世界ゲームの通貨の名称。ゼニーは最初1000ゼニーは支給してくれているのでありがたい。けど心伴いので図書館みた後冒険者ギルドに行って稼がないと。


「はい、これでお願いします」

「はい、たしかに受け取りました。中ではお静かにお願いします」

「はい」


ゼニーを払い早速中を探索する。

広い館内だけどいるのは数名のNPCぐらいでプレイヤーはみかけない。

まあ混雑する中本はみたくないしゆっくり見てみよう。


棚にいっぱいある本は一つ一つちゃんと見れるし、文字はよくわからない記号であったけど恥を承知でカウンターで聞いてみたら子供用の文字を覚える為の本を探してくれた。本とにらめっこすること数時間後・・・


ピコン

<今までの行動によって【識字】のスキルを獲得しました>


「えっ?」

こんなことでスキル獲得するの?しかも【しきじ】ってなに?って思ったけど本の文字が少しだけ日本語みたいに分かるようになってた。おそらく文字が読めるスキルなんだろう。

そういえば事前にこのゲームのことを軽く調べてみたがスキルやジョブは制限なく持てるがあまり持ちすぎるとレベルが上がりにくく器用貧乏になってしまうらしい。

運営に誰か問い合わせたところ「プロとアマチュアの違いってあるでしょ?その道一筋な職人が他の事をせずその道を伸ばしていくのと同様多種多様な事は出来てもソレをすべて使いこなせるにあたって時間が必要なのは当たり前でしょww」と言われたらしい。それによりあまり多数のスキル、ジョブの獲得はよくないとも書かれていた。

けど私はあまり真剣に考えないでとりあえず自由に好き勝手やってみたいのでもらえるスキルはありがたく受け取る。


しかし文字が読めるにあたって他の本も徐々に読めるようになるのはありがたい。あと外に出るにあたって解体の仕方や薬草など外で役立ちそうな知識もあった。

でも覚えるの大変だなぁ。解体も文面と絵で見ても実際できるのかどうか・・・というかこの本の通りに解体できるの?このゲーム全年齢対象じゃなかったっけ?

メニューからヘルプも見たがグロ描写のON、OFF表示などいろいろ規制に引っ掛かる項目の切り替えもできる事が判明。

魚をさばいたことはあっても動物はねぇ・・無言でOFFにしました。むしろ今の時代毛皮付きの生き物をさばける人なんてなかなかいないんじゃないの?

薬草とかのってる本も採取の仕方や見分け方が載ってるけど本を見比べて採取とかできないのかな?こればっかりは暗記必須だけど自信がないよ。

試しに貸出はやってないか聞いてみたけど・・・


「貸出でしたらこちらに名前を記入後10ゼニーを支払う必要があります」

「あー・・・じゃあ気に入ったのがあったら考えておきますね」


さすがにこれ以上の出費は怖いのでおとなしく本を読み漁ることにした。

ノートでもあれば気になる点だけ書き写せたり出来るんだろうけどノートも筆記具もないし、そもそも売ってるのかもわからないので大人しく覚えることにした。

あーあ、ゲームの中でも勉強なんて・・・まあリアルの勉強よりかはマシなんだけど・・もうね、数字とか公式とかゲームで出てきたら早々に諦める自信しかない。

でも100ゼニーがもったいないのでちょっとがんばろう・・・


その後ログアウトするまで図書館にいた。

・・・うんギルドや外は明日でいいや。



【キャラステータス】


名前:アメシト




種族:人族ヒューマン




性別:女




ジョブ:魔術師(1)・テイマー(1)




スキル:火魔法(1)・水魔法(1)・風魔法(1)・土魔法(1)・従属術(1)識字(1)



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