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僕達がこの店に入って10分位だろうか?
カウンター左側の卓(机)にお客さんが4人居るらしく、
見た目はこんな感じで..
1の男はバーコードヘアーに中年太りで年齢は45歳...位だろうか
2の男は骨と皮しか無いような細身で、幸薄そうな顔つき51歳位?
3の男は大工の棟梁の様な筋肉質で、角刈りヘアーで58歳だろうか?
4の男は某、漫画に出てきそうな眼鏡に前歯2本のみ年齢不詳!!(落ち枠かな)
要はこんなメンバーで麻雀を打っている...
すると突然店内に大きな声が響きわたった。
男1「がっはぁぁっ!!はっあぁぁ!!(笑)」
(0心の声、とてもベタ過ぎる悪代官笑いですね)
どうやら勝敗がついたみたいだ!まんま男1が勝ったらしい、それと対極的に男2が最下位らしく鈍よりしていた...
男2「まいったな...(泣)これじゃーぁ今月のお小遣いがパァーに(0円)になってしまったわ...(トホホ的)」そう言うと男2は財布を取り出し中から3万円を掴むと名残惜しそうに札を見つめている(モブキャラ男2心の声、何でワイなんや..何でワイの諭吉さんが..羽ばたいていくぅぅ(泣き笑))
(0、モブ男2に心の突っ込み、ワイの財布覚醒させとけぇ!!0くん優しさの図)
そんな様子の男2に...
男1「はぁぁぁ!!!?(呆れ)」
男1「お前はぁぁ!!何!!寝たボケた事をぉ言っているんだぁぁ!!金額がおかしいだーろーう!!?」
男2「え"..!!(怯)」
男2「だってほら..3万円じゃないか?」
男1「レートが釣り合わないだろー(怒)」
男2「いやいや..(汗)可笑しいだろ3万円であっている..(声か細い)」
何やら言い争いをしている様子だ
男1「300万だろぉぉぉ!!」
男2「そりゃ..ない..よ..(泣)」
男2は意気消沈し何も言わなくなった。
その様子からどうやら知り合いではなく、この店で出会っただけの客同士らしい
その一部始終を観ていた僕達の後ろから、突然大きな嘆きにも似た..ため息が聞こえた。
?「...はぁぁぁ又か(落)」
どうやら先程カウンターでコップを磨いていた男性の口から漏れたらしい..
その表情は何処か全体的に暗い様な..力の入っていない様な感じで悲観に満ちている、僕は何故か気になって声を掛けてみた。
0「どうかされたのですか?」
その問いにその男性は重い口を静かに開いた..実は
?「昔はお客さんが大勢来てくれたのですが..あの男が、この店に来るようになてからと云うもの..客足が遠退いてしまい..其れでも唯一来てくれていた常連さんも一人、また一人とこなくなり、今じゃこんな有り様です..(悲泣)」
0「そうですか..」その話を聞いてこの人に共感してしまった。
其ともう1つわかった事は、どうやらこの人はこの店のマスターらしい!
(0、話をまとめてみる)要はこう言うことだ!!ある時、"男1"が出入りするようになり、この店で破格なレートの掛け麻雀を始めた。
すると何も知らない、他のお客達が次々と、この男のカモ(金ズル)にされてしまい..其を知っているものは誰も来なくなったと言うわけだ!!
0「何故注意をされないのですか?」
マスター「勿論いたしましたとも...でもあの男は辞めるどころか腹をたて、その場にあったコップを床に投げつるは、机や椅子をひっくり返すはで大変で..(泣)」
0「警察に連絡はしたのですか?」
マスター「うちも客商売なので..余り警察沙汰は避けたいのです」
0「なるほどー」又々共感をしてしまう
0「でも賭け事は法律的に問題ですよね?この場合、賭け事だけでも無いですが..」
マスター「それも重々わかっています。」マスターはそう言うと少し無言になり、また話始めた。
マスター「そんな事があっても..私も諦めずに注意を続けたのですが..」
その時に何かあったのかマスターの表情は更に悲観していった。
僕は何かこの店の置かれている状態を変えることが出来ないか、考えだし数分後!
0「マスター!!僕が注意してきますよ!!」
マスター「えっ」
マスター「それでは貴方に危害が及ぶかも知れないのでおよし下さい(汗)」
0「大丈夫ですよ!」
マスター「でも...(汗)」
0「僕には秘策が有ります!それに一応あの男も人間、客同士話せば解って貰えるかもしれません」
マスター「秘策ですか?(疑問)」マスターは困惑している様子だ..
(0心の声、マスターは僕の秘策が、何か気になっているみたいだなぁ僕の手の内、教えちゃおうかなぁ)
(0心のビジョン某○井そうが言いそうな感じで解説をしよう!まず男に注意をする→男やっぱり怒る→立ち上がる僕がソコで男にヘッドロック仕掛ける→そして相手の急所に膝ドン!!みたいな感じ!!勿論嘘です!!)(やっぱり秘策なので内緒です。因みに暴力反対派なので脱線したので本編戻ります)
やっはりマスターは心配なのだろう..今一度、僕にこう言ってきた。
マスター「先程の話を"本当"に聞いていましたか!?(汗)」
0「勿論!!安心して下さい、バッチリ大丈夫なので!!」
マスターは相当の心配をしているらしいので、安心させるために..
0「実は僕はこういった者なのです!」僕は謎のアイテム発動(刑事風)にチラ見させる。するとマスターは驚いたかと思うと..安心したのかペコリとお辞儀をすると
マスター「宜しくお願いします」といった
其をきくと僕はマスターの心遣いだけ貰って"男1"のもとに向かうことにした。




