表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

78/120

作中用語紹介2

「地名」「施設」

■山岳連邦

 旧群馬県、旧新潟県、旧長野県に跨る連邦国家。首都は無燈蘭(むとうらん)。幾つもの部族から成る国であり、選出された代表者が議員として政治を決定する。国民は地神ツァトゥグァを信仰しており、ゴーレムや重力制御など大地魔術に関する発明が盛ん。『天空議事堂』の異名を持つ施設『雲海』は彼らの技術の粋を集めた、空浮かぶ小島である。二荒王国とは犬猿の仲。イメージは大正浪漫。



二荒(ふたら)王国

 旧栃木県、旧福島県に跨る王国。首都はヴァルーシア。蛇人間と呼ばれる人外種族の国であり、蛇神イグを信仰している。山岳連邦とは犬猿の仲。イメージは神代の中米。



■カダスの神殿

 地球本来の神々を祀る神殿。

 職業を司る殿であり、転職したい冒険者や傭兵などがここを利用する。また、神たるニャルラトホテプとノーデンスを奉る部屋もあり、この二柱に参拝したい者が訪れる事も多い。




「種族」

■ハイパーボリア人

 山岳連邦民の先祖。遥か北方の彼方に存在していたとされる古代大陸の住人。高度な魔術により栄華を誇っていたが、氷期の訪れと共に滅亡。ツァトゥグァを崇めていた一部のハイパーボリア人が日本に流れ着き、原住民と結ばれて血を残した。



■蛇人間

 蛇と人間が合体したような種族。リザードマンに似ているが、首と尾が長い。錬金術に秀でており、魔術道具や人造人間(ホムンクルス)の製造においては他種族の追随を許さない。人間に化ける事も可能。




「用語」

■神々

 信仰された怪物。

 この世界では思念が集まると現実を歪める。思念の内、信仰心を集めたものは神性を獲得する。神性を持つものを神と呼ぶ。神々は信仰を失って元の怪物に戻らない為に、信者に魔術の知識や加護といった恩恵を与える。



地球本来の神々(ゴッズ・オブ・アース)

 神々の一群。地球神達とも。

 神々には天空より降臨した者と元々地上にいた者の二種類がいるが、彼らは後者に属する。神たるニャルラトホテプとノーデンスに庇護されている。

 カダスの神殿にて崇められ、職業(ジョブ)と司っている。より詳しく述べるなら、変化の力(ニャルラトホテプ)で転職を行い、固定の力(ノーデンス)でその職業に見合ったスキルを与えている。スキルは剣技や弓技などの武術が中心となる。



■四元素

 魔法を構成する物質。地・水・火・風の四つ。

 十九世紀頃までは実在すると信じられ、化学が常識となった以後はオカルトとして忘れられた理。対神大戦以降に魔術と共に再評価された異常識。聖剣魔剣や人造人間(ホムンクルス)の類はこの四元素によって構成されている。五つ目の元素として『空』があり、これは概念魔術に通ずる。

 四元素には以下の通り、それぞれを管理する神々がいる。


・地の管理神『聖なる蟇蛙(ヒキガエル)』ツァトゥグァ

・水の管理神『海神』ダゴン

・火の管理神『生ける炎』クトゥグァ

・風の管理神『名状し難きもの』ハスター



■複合元素

 四元素を複合する事で生じる元素。方程式は以下の通り。


・地×水=氷元素

・水×火=相殺して成立せず

・火×風=雷元素

・風×地=相殺して成立せず

・地×火=金元素

・水×風=木元素


 氷元素と雷元素は使い手の多さから管理する神がいる。金元素と木元素については地球神達が暫定的に管理者している。


・氷の管理神『凍れる灰色の炎』アフーム=ザー

・雷の管理神『千の仔を孕みし森の黒山羊』シュブ=ニグラス



(ドラゴン)

 モンスター界のトップランカー。

 概ね翼を持つ大型の爬虫類という容貌をしている。口から炎や毒霧を吐き、鱗は鋼の剣を弾き返す程に堅く、空を飛ぶ事も出来る。個体によって善のものもいれば悪のものもおり、財宝を溜め込むものもいれば、国を守護するものもいる。



■〇〇最強の生物

 人類、人外、モンスター、全ての生命体の頂点に立つものに与えられる称号。

 東国最強は浅間梵(あさまぼん)桜嵐玻璃(おうらんはり)。先々代は阿漣(あれん)イタチの祖父・阿漣ジンベエ。老いを理由にして彼が先代に座を譲り、その先代を打倒した事で桜嵐が称号を手にした。

 西国最強は『象王』ベヒーモス。『五渾将』を上回る帝国最高戦力である事、現在は『ナイ神父』のペットである事、チョー=チョー人(ゴブリン)と相性が良い事以外は詳細不明。




「術」

■黒山羊の加護

 魔術(スキル)の一つ。

 朱無市国の地下、母神シュブ=ニグラスの体外でありながら胎内でもある闇の領域に数世紀単位で浸かった者に与えられるスキル。その内容は生まれついての素養(デフォルト・スキル)を強化する事。食屍鬼(グール)であれば『捕食』のスキルが、ハイパーボリア人の末裔であれば『聖蛙の恵み』が強化される。スキルは死してもなお発動する程に強力。


■火属性

・『最上級火炎魔術コール・オブ・クトゥグァ


■風属性

・『上級疾風魔術(サイクロン)

「名状し難きもの。黄衣(きごろも)の王。空を捻れ。海を抉れ。地を削れ。其は蜷局(とぐろ)を巻く蛇。其は天父の目。神の吐息はここに。我は裁きの後の豊穣を知る者なり――『上級疾風魔術(サイクロン)』!」


■氷属性

・『上級氷結魔術(ブリザード)

「凍れる灰色の炎。極地からの光。解放せよ。報復せよ。(しるし)は我が胸に。遣いには白蛆を。其は劫火より生まれながら反転せし者。大陸を閉ざしたかつての如く、熱ある者共を氷棺に封ぜよ――『上級氷結魔術(ブリザード)』!」

氷獄魔術(コキュートス)最果()てに()て凍()れ、()病め()る理()』=『初級氷結魔術(アイシクルランス)』×『中級氷結魔術(フロストフラワー)』×『上級氷結魔術(ブリザード)


■金属性

・『金属化魔術(メタル・スキン)


■聖術

・『中級治癒聖術(キュア)


■その他

・『不死否定魔術(モルディギアン)

「納骨堂の神。無音の安寧を守るもの。死せる者共は摂理に従え。灰は灰に、塵は塵に。彷徨う者共は土へと還れ――『不死否定魔術(モルディギアン)』!」

死霊魔術(ネクロマンシー)最果()てより()還れ()()る魂()




「技」

浅間厳剣(あさまがんけん)

浅間家に伝わる剣術。剣閃と大地魔術との組み合わせた、質量の暴力。基本技は以下の五つ。


・『怪刀(カイトウ)(キバ)』=『剣閃一断(ケンセンヒトタチ)』×『初級大地魔術(ストーンエッジ)

・『魔刀(マトウ)(ツノ)』=『剣閃一突(ケンセンヒトツキ)』×『中級大地魔術(スタラグマイト)

・『暴刀(ボウトウ)(ツメ)』=『剣閃一斬(ケンセンヒトキリ)』×『上級大地魔術(グラビティ)

・『乱刀(ラントウ)(トゲ)』=『剣閃裂陣(ケンセンレツジン)』×『初級大地魔術(ストーンエッジ)

・『静刀(セイトウ)(ハリ)』=『大地治癒魔術(アースヒール)』応用


 浅間梵/桜嵐玻璃が習得した『妖刀(ヨウトウ)桜嵐(オウラン)』は『暴刀・爪』を発展させたものであり、彼だけが扱える必殺技。過去一〇〇〇年間において、『上級大地魔術(グラビティ)』を斬撃(ミリ)単位にまで狭められた者は一人もいなかった。


■槍技

・『槍牙一突(ソウガヒトツキ)

・『槍牙一断(ソウガヒトタチ)

・『槍牙一斬(ソウガヒトキリ)


■盾技

・『亀甲一片(キッコウヒトヒラ)


■弓技

・『天龍一矢(テンリュウイチヤ)伊雑(イザワ)


■拳技

・『想空(オモゾラ)


■歩法

・『磯撫(イソナデ)

・『土蜘蛛(ツチグモ)




「その他」

・『聖蛙の恵み』

・『獣憑きビースト・ポゼッション

・『大神呑み込む狼王(フェンリル・ミゼーア)

・『天駆ける王の嘶き(スレイプニル)

・『神殺しの毒(ヨルムンガンド)

・『竜の吐息(ドラゴンブレス)




「複合技」

・『槍牙一断(ソウガヒトタチ)』×『着火』=『鬼火断(オニビタチ)

・『剣閃一断(ケンセンヒトタチ)』平行二撃=『桜並斬(サクラナミキ)

・『剣閃一断(ケンセンヒトタチ)』交差連撃=『桜閃々(サクラセンセン)

・『竜の吐息(ドラゴンブレス)』×『神殺しの毒(ヨルムンガンド)』=『紫竜の吐息パープルドラゴンブレス

・『竜の吐息(ドラゴンブレス)』×『着火』=『赤竜の吐息(レッドドラゴンブレス)

・『竜の吐息(ドラゴンブレス)』×『大気圧縮』=『黄竜の吐息イエロードラゴンブレス

・『竜の吐息(ドラゴンブレス)』×『着火』×『大気圧縮』=『千年竜の吐息エルダードラゴンブレス

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ