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登場人物紹介３

【味方陣営】

なし。

【敵方陣営】

■織田信長(おだのぶなが)

・一人称：俺

・種族：人類（ニャルラトホテプ）

・年齢：二十四歳

・容姿：和鎧を装備した、男らしい美形

・発狂内容：放火魔

・エピソード：『悪心影』。『五渾将』が一人であり、ダーグアオン帝国最強の銃使い(ガンナー)。日本史上最高位の知名度を誇る武将。他人に難題を吹っかけて、慌てる様を楽しむという意地の悪い性格をしている。一方で成果を出した人間は褒める素直さも併せ持っている。

　五年前までギルド本部に「吉法師(きっぽうし)」の名でスパイとして潜り込んでいた。その際に阿漣イタチと親密になり、彼からは「吉(きち)兄」と呼ばれていた。だが、最終的には阿漣イタチの父を死に追い詰めた。

　発狂内容は放火魔。家でも人でも自然物でも燃えている何かを見ると落ち着くという性質を抱えている。一番好ましいのは人間が生きたまま燃えている様。

■ネフレン＝カ

・一人称：余

・種族：人類（ニャルラトホテプ）

・年齢：肉体年齢十歳前後

・容姿：三護松武と瓜二つの顔、黒髪黒瞳に浅黒い肌

・発狂内容：狂愛（ブラコン）

・エピソード：『暗黒のファラオ』。『五渾将』が一人であり、ダーグアオン帝国最強の魔物使い(モンスターテイマー)。普段はファラオマスクで顔を隠している。『プロジェクト・シュリュズベリィ』によって作り出された人造人間(チルドレン)の一体であり、故人。ニャルラトホテプが憑依した事で蘇生した。

　他の人造人間(チルドレン)を兄弟と見做し、彼らの亡骸の回収と『真なる蘇生』に執着している。一見すると冷戦沈着だが、中身は兄弟への妄執でいっぱいになっている。

■網帝寺有紗(あみていじありさ)

・一人称：わたくし

・種族：人類

・年齢：十八歳

・容姿：小麦色の美しい髪と藍色の豪奢なドレス

・発狂内容：ヒステリー

・エピソード：市国貴族の一角・網帝寺家の令嬢。網帝寺片理(へんり)の一人娘。非常に自己中心的な性格で、自分の思い通りにならないと調度品やメイドに八つ当たりをするなど暴力性も高い。その為、彼女の家のメイド達もすぐに辞めてしまい、残っているのは有紗の所業を流せる程に強かな者か、何もかも諦めてしまった者のどちらか。

　発狂内容はヒステリー。とはいえ、魔術師でもない彼女が狂気を深める機会はそうそうなく、強いて言えばという程度のものでしかない。

■来栖家鴨郎(らいすあひるろう)

・一人称：？？？？

・種族：人類

・年齢：二十歳

・容姿：中肉中背の男

・発狂内容：？？？？

・エピソード：市国貴族の一角・来栖家の子息。『朱無市国警護隊』の二番隊長。網帝寺有紗に『外なる神の体液』を注入され、不可視のクリーチャーに変えられた。

■猛雁不乱(もうがんふらん)

・一人称：？？？？

・種族：人類

・年齢：十九歳

・容姿：身長ばかりが伸びた細身の若者

・発狂内容：？？？？

・エピソード：市国貴族の一角・猛雁家の子息。『朱無市国警護隊』の三番隊長。網帝寺有紗に『外なる神の体液』を注入され、見るも醜悪なクリーチャーに変えられた。

■ローラン・リゲル・ド・マリニー

・一人称：私

・種族：人類

・年齢：三十九歳

・容姿：ピンク髪の精悍な騎士

・発狂内容：正義漢

・エピソード：傭兵ギルド『星の戦士団』の戦士団長(ギルドマスター)。ゼヒレーテ公国現公の実兄であり、ステファーヌ・リゲル・ド・マリニーの伯父。他国の女性に惚れ、彼女を追って出奔した。祖国を捨てた今でも大帝教会の信者であり、常に騎士たらん正義たらんと心掛けて行動している。

　正義漢として潔癖症な傾向があるが、狂気と呼べる程ではない。そもそも大帝教会の聖術は全て正気度の減少値が低く、発狂に至り辛い。

■色鳴五右衛門(しこめごえもん)

・一人称：俺

・種族：人類

・年齢：四十八歳

・容姿：肥満体の中年男性

・発狂内容：拝金主義

・エピソード：盗賊ギルド『貪る手の盗賊団』の盗賊団長(ギルドマスター)。首領(ドン)とも呼ばれている。悪党の親分に相応しい悪辣な性格をしている。戦闘スタイルは相撲。力士としての心得は一切持っていないが、実力は大木を粉砕出来るレベルに鍛え上げている。

　拝金主義者であり、何事も儲かるかどうかでしか判断出来ない。しかし守銭奴という訳ではなく、より儲かる為ならば出費は惜しまない。

■ホホジロ・マーシュ

・一人称：我輩

・種族：深きもの共(ディープワン)

・年齢：四十歳

・容姿：身の丈三メートル前後の魚人、獅子を思わせる黄金の頭髪と髭

・発狂内容：戦争狂(ウォーモンガー)／戦闘狂(バトルマニア)

・エピソード：ダーグアオン帝国皇帝。威風堂々や豪放磊落という言葉が似合う男。軍略を遊戯とする戦争狂(ウォーモンガー)と、血沸き肉躍る殺し合いに興奮する戦闘狂(バトルマニア)の二つの狂気を保持する兇人。それでも彼が国民に誅されないのは、彼が常勝の皇帝である事と容易に暗殺出来ない程度には彼の戦闘力が高いからである。

【中立】

■アンリ・リゲル・ド・マリニー

・一人称：私

・種族：人類

・年齢：三十七歳

・容姿：ピンク髪の男性

・発狂内容：？？？？

・エピソード：ゼヒレーテ公国現公であり、ステファーヌ・リゲル・ド・マリニーの父。大帝教会に牛耳られている現状を憂いている。一方で国を出奔した実兄との連絡方法を確保しているなどちゃっかりしている面もある。

【？？？？】

■今屯灰夜(いまむらかいや)

・一人称：ボク

・種族：人類（ニャルラトホテプ）

・年齢：外見年齢十八歳

・容姿：青髪のボーイッシュ

・発狂内容：愉悦

・エピソード：ボクっ娘。冒険者ギルドの元受付嬢にして阿漣イタチの側近。いつから受付嬢をしているのか不明の謎の人物であったが、その正体はダーグアオン帝国出身のニャルラトホテプにして『初代五渾将』の一人、『這い寄る混沌』偽預言者。二〇〇年前に帝国と戦争をする為に出奔した。

　勝ち戦だと気分は良いが、負け戦でも楽しめると豪語する異常者。混沌とした状況に愉悦を感じ、それを最も感じられるという理由だけで戦争を起こそうとしている危険人物。

　今は阿漣イタチに期待し、彼の味方をしているが、彼に見所がなくなればすぐさま関東地方を崩壊と殺戮の坩堝(るつぼ)に叩き込むつもりである。