消去
話に戻ります。
ピッ………………………………………
……………ピッ
「ふーっ。ヤベーって、説明文長過ぎ。」
証明書の説明文を読み終えたあたりで、読むのに萎えてきた。
マウスの動きも若干遅い気がする。
…………ピッ
「ヴっ…!!!」
そこには
スキルについて1/5
の文字が並んでいた。
………………………………………コトッ
「よしっ。走るか!
決して読むのを諦めたんじゃないからな。」
タッタッタッ…バタンッ
パソコンに向かってそんな言い訳をしながら外に向かった。…………
~誰もいない部屋~
…………………
キーーーー
ひょこっ、ぴょこん(゜゜;)(。。;)
扉を慎重に開け、中の様子を伺う二人の影
「あれ~、翔ちゃん。誰も居ないよ。どうしよっか。」
「そうだね。爽兄さんが居ないんじゃ入っていいよね。愛ちゃん。」
そーっと中に入ると、まだ起動中のパソコンに目が着いた。
ピッ、ピッ、ピッ、ピッ
ピロリンッ
パソコンを覗いているとメールの着信を知らせる音がした。
「ねぇ、翔ちゃん。これって瞳姉ちゃんに伝えた方が良いよね。」
「そうだね。メールを消してから、瞳姉さんに伝えに行こうよ。愛ちゃん。」
ピッ
トタタタタタタッ、パタンッ。
パソコン画面には消去完了の文字が…………。
消去内容は次話で。