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異世界?(仮)  作者: 幸大験多
チート発見?
3/13

姉弟

 コンコン

「声が大きいよー!!」

 コンコンコンコン


 部屋の扉叩く音と一緒に姉の声が聞こえてくる。

 それでハッと我に帰り

「ごめーん」

 と、扉を開けて姉に謝る。


 姉の名前は神咲瞳(かんざきひとみ)1つ年上の華の女子大生1年。


「急に大声出してどうしたの。」

瞳姉(ひとねえ)聞いくれ。」

 興奮した声で姉に詰めよる俺の肩を押さえて、

「はいはい。聞いたげるから落ち着いて。」

 どうどう。と繰り返しながら手を振り、俺を落ち着かせようとする。

「爽兄ちゃんを落ち着かせるのは無理だと思うよ。瞳姉ちゃん」

「そうそう、瞳姉さん。爽兄ちゃんが興奮するの当たり前だよ。」

 いつの間にか俺の部屋に入り込んでた双子の妹と弟が机の上にあるパソコンを覗き込んで言う。


 妹の名前は神咲愛恵(かんざきかなえ)、弟の名前は神咲翔真(かんざきしょうま)2歳年下の高校1年生で俺と同じ高校に通っている


「何勝手に見てんだ。」 

 声を荒げて双子に迫る。

「きゃきゃ(σ≧▽≦)σ。起こっても無駄だよ爽兄ちゃん。」

「そうだよ。爽兄さん。これをみたらねo(^o^)o。」

「何、何。」

 瞳姉がパソコンへ興味を示しだしたのをみて、慌てて双子の首ねっこを捕まえて部屋の外へと姉弟達を追い出し扉を閉めて一息着いた。

「ふーっ。焦った。これを瞳姉に見られたら取り返しのつかないとこだった。」

 視線の先にあるパソコンの画面には金の文字で


 あなたはこのソフトを世界で初めて購入されました。

 つきましては一週間以内に下記の特典を贈らせて頂きます。


 と、書かれている。


 しかし爽大は失念していた。双子が既に見ていたことを。

 また、意識がパソコンに集中していた為に、遠ざかりながら話す姉弟達の声が耳に届いていなかった。

 ……………

「ねぇねぇ。また姉弟そろって遊べるね。瞳姉ちゃんp(^^)q。」

「そうそう、瞳姉さん。一緒に遊べるのは何時ぶりだっけ?」

「そうね。最後に一緒に遊んだのは私の高校入学前だったから、3年以上も経つね(*^^*)。」

 ……………

 という会話がされていたことに最後まで気付くことはなかった。

ちなみに

瞳はすべてを包み込む優しさで見た目も良く、"女神様"と同世代の男子達を中心に呼ばれる。(影で一部の女子からは妬みから"ビッチ神"と呼ばれている。)

愛恵は"最恐の双子の片割れ"翔真は"最狂の双子の片割れ"と学校で呼ばれている。

理由を簡単に説明すると、中学時代に妹は手作りチョコで兄弟を除く男子生徒全員と一部の女子生徒を気絶させ、阿鼻叫喚を学校中に起こした為。弟の場合は父方が外国人の血が強く出た為か、毛先が金髪で翠と蒼のオッドアイと母譲りのつり目が合わさり、不良達に目をつけられやすく、からまれては返り討ちの生活を繰り返した為。本人達曰く、自分達は何も悪く無いとのこと。弟のの方は仕方ないにしても……

しかし、3年も続けば最きょうの双子と呼ばても仕方ないと思わなくもないが。





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