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第三話 「三人の常連さん」

今回のキャラクター紹介多めです!!

よろしくお願いします。

 店屋からにぎやかな声が聞こえる。店に入ると三人の常連さんたちが

「あ、ひめ遅いじゃない! 別に、待ってはなかったわ……決して待ってたわけじゃないんだから」

 元気よく駆け寄ってきた彼女の見た目は中学生くらいで金髪ツインテール、目の色は赤色をしている。本当の名前は、アスワン・ツーライトというが、皆がクーコと呼んでいるから、俺もそう呼ぶようにしている。


「ひめ、おかえり。 クーコ、そこでツンデレ発動するなよー。 素直におかえりって言えるようになりなよ。 めんどくさい」

 少しけだるそうに言っているのは、マコ。彼の見た目は中学生くらいで、黒髪に目の色は緑色。本当の名前は、ベリル・シトリーというらしいが、クーコと同様にマコと呼ばれているからそう呼んでいる。


「うるさいわね! マコは黙ってなさい」


「あーはいはい。ひめ、ゲームしよ。 新しいゲーム買ってもらった」


「何言ってんの! ひめは私と遊ぶのよ! ひめ、ユッコ行くわよ」



「ま、待ってよー。クーコちゃん、マコくん落ち着いて。 僕は皆で一緒に遊びたいな。 それにひめにいちゃんが困っちゃうよ……」

 少し心配気味な表情で二人の仲裁している子が、ユッコ。見た目は小学生くらいで白髪ショートカットにして一人称が僕だが、女の子だ。目の色は青色で、本当の名前は、七海・ラリマー。二人同様に、ユッコと呼ばれている。この三人のあだ名を付けたのは、胡蝶さんらしい。今度、なんでか聞いてみようと思いながら毎日が過ぎて、結局聞けていない。


「三人ともただいま。 ひめはやめてね。 ちょっと待ってて、荷物置いて着替えてくるから。 それまでに、好きなお菓子選んでて。 一緒に食べよう」

 と、その場をなんとかおさめて台所のほうに向かった。

 そういえば、胡蝶さんはどこにいったのだろうか。店にいないということは、部屋のどこかにいるんだろう。店に店主がいない無法地帯をやめてほしい。万引きや犯罪にあったらどうするんだろうか。

 探そうと思えば探せるが、買い物で疲れているから気力が湧かない。まあ、そのうち会えるだろう……胡蝶さんはこの駄菓子屋から外に出れないのだから……。


「銀さん、ただいま。 言われてたもの買ってきました……つかれた」


「おかえりさーい。 三人に捕まってる姿みてたわよー。 大変ね」


「胡蝶さん……見てないで助けてくださいよ。 それに、店主が店にいなくてどうするんですか」


「あの子たちを相手にしてると、大変だし常連だからいいかなーって。 あと、ひめちゃんがもうすぐ帰ってくると思ったから」

 にっこりと笑う。

 俺は、居候をさせてもらう代わりに、店の手伝いをしている。三人の常連さん以外お客さんはあまり来ないから、三人がいる時以外は基本暇だ。


「なんですかーそれ……俺が着替える間だけ店にいてくださいよ」


「えー。 銀、店番よろしくー」


「了解です。 買い出しありがとうございます。そして、おかえりなさい。 今日の弁当美味しかったですか」


「すみません。 すぐに着替えるので、おねがいします。 弁当美味しかったです」


「いいえ。 いつものことですから、お気になさらずに」

 と言いながら、銀さんは店のほうへ歩いて行った。


 


今日はバレンタインデーですね。2017/02/14

自分でマカロンを作って、自分で食べました。

お、美味しかったです……。


ハッピーバレンタイン

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