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人物園  作者: エステルハージ
4/8

現実[2-2]

「瞳美?」

「あっ、ごめん、何の話だっけ?」

江波瞳美は心配そうに見る友人に済まなそうな目を向ける。目の前にはケーキと紅茶。安くはあるが、立派なアフタヌーンティーである。

「まあウチの元彼に昨日会っただけなんだけどね、だから瞳美が興味ないのも頷けんだけど」

「あ、や、興味が無いんじゃなくて……その、ちょっと考え事?」

「考え事って何さ?ワタシに教えてよ、ねえねえ」

「んー……」

正直に言うべきか、言わないべきか……。なんとも言えないその内容は、夢の内容だ。

(あ、そうだ……)

ふと思い出して、一応関連しないでもない話を持ち出した。

「私も何かSNSやろうかなぁ、って」

「エッどしたの?」

「いや、何でもないんだけど、うん」

「どーしたよ!?瞳美が可笑しくなったよ!何か心境の変化でも!?ナニナニ、気になる人かそれとも出来ちゃったか!さあどっち!」

「な、何のこと?」

背中に冷や汗が出そうに成る程、友達は食いついてきた。此処まで食いつかれるとは思っていなかったので、相当ビックリする。しかし友達の方が、普段は「機械とかマジ無理!」とか宣う筈の私の奇行を、店に迷惑になる級に驚いたのだろう。

流石に他人の白い目に気付き、声を落とす。

「だから彼氏に決まってんじゃない」

「えっ、えぇ?」

パッと頭に出てきたのは、シュウ君の顔だった。いや、彼を気になる人に数えるのは少々無理だよなぁ。ダメダメ、あれは只の夢だもの……。しかも私は彼氏にするなら歳上が良いしな……。

「う、うん……そんな感じかな」

あれ?

私は『そんなこと有り得ないよ』と言う積もりだったのに……何でだろう、口が勝手に動いちゃった。

「なんとなんと。それで流石に初めてみようかなっつー感じだね!あわよくばその人と付き合っちゃって〜、行くとこまで行っちゃって〜、ふんふん、我ながら名推理〜♪」

「そんなんじゃ……」

しかし弁明の余地もなく。

「どんな人?」

「はい?」

「歳上?年下?カワイイ感じ?それともジェントルマン?」

間違えてコイツの火を着けてしまったと後悔するも、時すでに遅し――

読んで頂きありがとう御座います!

ストックも貯めず忙しい中即興で書くのはやっぱり大変です。

プロットも無いようなモンですし……


まだまだ先は長い(はず)なので、此れからも宜しくお願いします。

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