大嫌いな黒。
この話は、子供のころに生まれた、白と黒が、自分を消していく話。
僕には、白と黒がいる。
白と黒と言うのは、僕の中にある感情のようなもの。
でも、感情では、なくて…
何というか、僕の中の別の人格のようで、
眠っている僕の考えなのかもしれない。
とにかく、僕は、いつも白と黒に悩まされている。
あるとき僕は、人を見て、ふと思った。
人を殺してみたいと。その時、黒が、僕に囁いた。
「やってみたら、案外楽しいかもよ?」
と笑いながら、笑顔で黒は、そう言った。
その時、
「そんなことをして、何が楽しいんですか!!」
と怒鳴るように、白が叫んだ。
そう、いつも、僕は白と黒に挟まれて
古そうな茶色の椅子に座って、何もいわずに、
耳を塞いで小さくなって、黒と白の話を聞いている。
僕は、そんな自分が、嫌になる。
現実でも、人の意見を聞いているだけで、何も言えない。
自分の感情や考えは、思いどうりになると思ってたのに。
白と黒は、それを許しては、くれない。
白は、いつもじゃないけど、大体正しいことを言う紳士で、
僕の前に現れるときは、いつも白いスーツで現れる。
黒は、白とは正反対で、いつも一般的に
してはいけない事を言ってくる。
僕の前に現れる時は、いつも真っ黒の大きいコートを着て
コートのフードを被って黒いジーパンに黒いシャツで、現れる。
僕は、二人とも大嫌いだ。
ある日僕は、
「死ね。」や「お前なんて、い・ら・な・い・の」
など、通っている学校で言われた。
その日の夜…
黒が言った。
「皆がお前のこといらないってさ」
と、黒は凄く笑ってた。
僕は、いつものように椅子に座って、
よりいっそうに耳を塞ぎ小さくうずくまって
泣きそうなぐらいになって目を閉じても、
聞きたくもない黒の言葉が、耳に入ってくる。
黒は、いつもそう。
僕が、嫌だと思う事ほどよく言いってくる。
「お前なんか消えればいい。」「お前が消えると喜ぶ人が沢山いる。」
「お前なんか、必要じゃない。」「居ても居なくても同じ。」
そう言う度、黒は、とても楽しそうに僕に言ってくる。
僕は、そんなこと聞きたくもないのに…
僕の白と黒。どうでしたか?この物語は、名前・歳など書いていませんが、書いていない理由は、皆さんが、自由に主人公をつくってほしいからです。共感できる。という人は、あんまりいないと思いますが、少しでも、面白いと思ってもらえると嬉しいです。




