第3話 支えになりたい
「たゆたう水霊に命ず 槍となりて我が愚敵を穿て 《水槍》!」
小金井芳樹の紡ぐ精霊詠唱は、万物に宿る霊素へと働きかけ、この世の理を変質させる。空中に生み出された槍はまっすぐに投射され、目の前に居座る巨大なワニの頭部へと突きたてられた。ワニ型モンスターの絶叫が、通路内に響き渡る。
「ふゥン!」
続いて駆け出したゴウバヤシの剛腕が、ワニの顎を上から押さえつけた。そのまま抱え込んで、全長10メートルはあろうかという怪物の巨躯が、ゆっくりと持ち上がっていく。ワニはジタバタと四肢を動かすが、こうなってしまえば、もはや何の意味も持たない。
「今だ、さっちゃん!」
「佐久間!」
「う、はい!」
小金井と竜崎邦博に次々と名を呼ばれ、サキュバスの佐久間祥子は魔法詠唱を開始する。
この世界には複数の魔法があるらしい。エルフである小金井は精霊魔法を使うが、転生したことで魔法が使えるようになったクラスメイトの多くは、黒魔法と呼ばれる、この世の裏側の真理に働きかける魔法を使うのだ。
誰から教わったわけでもなく、彼らは自然とそれを行使できるようになっていた。魔物としての本能なのだろう。人が歩き、鳥が飛び、魚が泳ぐように、そういった種族として生まれ変わった彼らは、魔法を自在に行使するだけの本能が備わっていた。
「万物一切塵と化せ 天砕く魔王の右腕 《滅びの鎚!》」
「うおおおぉぉォォうらァッ!」
ゴウバヤシが上体を逸らせ、ジャーマンスープレックスの容量でワニを叩きつけるのと、佐久間が魔法を発動させるのは、ほぼ同じタイミングだった。叩きつけられたワニの頭上に、黒い塊が降り注ぎ、その巨体をぶつかった部分を塵のように消滅させていく。竜崎が焦った声を出した。
「待った待った! 佐久間、これじゃ食べるところがなくなる!」
「あ、そ、そっか! 止まれ! 止まって!!」
佐久間は必死に身体を跳ねさせながら、なんとか降り注ぐ黒球を打ち消した。胸元のあたりが暴力的に揺れるものだから、小金井が思わず目をそらす。竜崎は気にした風もなく、ゴウバヤシは最初から見てすらいなかった。
その場には、身体の一部が塵になったワニの亡骸が転がっている。
これだけの量があれば、数日分の肉にはなるだろう。腐らないよう冷凍保存する手段もあるし、当分の食糧問題は解決だ。杉浦も、自分のタコ足を料理しなくて済むはずだ。
「竜崎くん、ゴウバヤシくん、あの、だ、大丈夫……?」
佐久間が回復魔法を準備して駆け寄るが、二人ともかぶりを振った。
「問題ない」
「ああ。ただ、ここまで来ると流石に苦戦するな。安全マージンを取って、探索はここまでにした方が良い」
竜崎の言葉に、一同が頷く。戦闘ではほとんど役に立たない彼だが、こうした状況での発言力はいまだにしっかりしていた。
ゴウバヤシがワニの亡骸をロープで縛り、小金井が風属性の浮遊魔法をかけて、拠点まで運ぶ。
「さっちゃん、強くなってきたよね」
小金井がニコニコと笑いながら、佐久間に話しかけた。
最初は引っ込み思案だった彼も、ここ最近はどんどん自信をつけている。同じように、クラスの底辺層から一気に引き上げられた佐久間のことを、気にかけている様子だった。
「そ、そうかな。うん……」
佐久間は、照れている様子でもなく、ただあまり晴れない表情で俯いている。
「魔法の使い方に慣れれば、もっと強くなるよ」
「うん……」
精霊魔法と黒魔法に違いはあるが、クラス内で一番の魔法使いと言えば小金井であり、佐久間はそれに次いで2番目だ。ここ数回に分けて行われる探索は、佐久間の魔法の訓練も兼ねていた。小金井にも、自然と力は入るのだが、どうにも佐久間の表情は晴れない。
「どうかしたの? さっちゃん」
「ううん、なんでもないの……」
ふるふると首を振る佐久間だが、ここで空気を読まずに竜崎が振り向いた。
「佐久間は、ウツロギのことが気になってるんだろう」
「え、ええっ!?」
思わず、顔をあげる佐久間。小金井の表情に、さっと翳りが差した。
「……そうなの?」
「なんだ。小金井、知らなかったのか? 俺はクラス委員だからよく見てたぞ。佐久間はずっと前からウツロギのことを……」
「ちょっ、ちょ! ちょっと、ちょっと待ってよ竜崎くん!」
サキュバス佐久間の白い肌が、どんどん真っ赤に染まっていく。両手を振り上げて抗議するたびに、やはり薄い革布を貼り付けたふたつの胸が、たゆんたゆんと揺れていた。小金井はますます表情を曇らせていくが、竜崎はまったく気にした様子もなく『ははは』と笑う。
「そう言えば、小金井は凛のことが好きなんだよな」
「え……」
小金井は、虚をつかれたような声を出した。竜崎は明るい調子で、前を見ながら進んでいる。
「こないだのバスでもずっと凛のこと見てただろ。凛は良い子だぞ。男子に分け隔てなく話すから、悪い噂とかもあるけどさ。今は、付き合ってる男もいないはずだ。ただ気をつけろよ。結構、ガード固いからさ。実は俺もフラれたんだ」
「え、う、うん……」
小金井は、ちらちらと佐久間を見ながら、生返事を返す。竜崎が、さらに何かを言おうとした時、ワニを引きずっていたゴウバヤシが、声を上げる
「お前たち、無駄口を叩くな。まだ拠点は遠いぞ」
ぴしゃりとした、有無を言わせぬひと声。
おそらくゴウバヤシは、その場にいる全員の心中を正しく見抜いていたに違いない。だからこそ、これ以上竜崎に喋らせるのは、得策ではないと判断したのだろう。
「お、おう。わかってるよゴウバヤシ」
竜崎は頷いて押し黙る。佐久間はほっと溜息をつき、しかし、小金井はいささか含みのある視線を、じっと佐久間へと向けていた。
「姫水、おまえどうしてこんなところにいたんだ」
凛を見つけた恭介は、その場に座り込んでそう尋ねる。
元・クラス三大美少女のひとり。陸上部のエーススプリンターである姫水凛は、今は一匹のウォータースライムだ。さらに言うなれば、恭介や瑛と同じ〝役立たず〟である。動きものろく、力はそれなりにあるのだろうが、結局クラス内では大した役に立っていない。
やはり、彼女も、あのクラスにいるのが居たたまれなくなったのだろうか。
「わかるよ、姫水。穀潰しって言われるのは、辛いよな……」
「恭介、たぶん違うと思うぞ」
腕を組んでしみじみと言う恭介に、火野瑛からのツッコミが飛んでくる。
「なんだ、違うのか。じゃあ、どうして……」
「走れないの……」
頭を掻く恭介に、凛はぷるぷると震えながらそう言った。
「走れない?」
「走れないの! あたし! あんなに走るのが好きだったのに!」
恭介はハッとした。
神代高校最速の女、姫水凛。短距離走の最速タイムは県下トップタイだ。その秘訣を探ろうとする新聞部の取材に対し、走るのが何よりも好きだから、苦にならないと答えていた。
その凛が、スライムだ。
動きものろければ、足もない。
どんなに望んでも、あの時のように速くは走れないのだ。
クラスの美少女である凛がスライムになったと知った時、クラス中から落胆の声が漏れた。だが、その実、スライムになってしまったことに一番ショックを受けていたのは、他ならぬ凛本人ではなかったのか。
「不定形の特性を生かして、足を作れたりはしないのか?」
瑛が横から尋ねてきたので、恭介も頷いた。だが、凛は否定するような震え方をする。
「あのね? あたしも、最初にそれやろうとしたの」
「うんうん」
恭介は姿勢を正して、何度も頷いてみせた。
「でも、こうやって立とうとすると……」
ずおっ、と、凛が勢いよく変形した。たまに画像サイトで見かけるような〝スライム娘〟。あんな感じになる。青っぽいドロドロした質感はそのままに、人間のシルエットへと変化したのだ。その姿は、転生前の凛とは似ても似つかないが、服が無い分身体のラインがはっきり出てくるので、恭介はやはりドキリとする。
だが、人型になっているのは腰から上だけ。あとは水たまりのようになっている。凛は、踏ん張るように腕を引き、『えいっ!』と叫んで、水たまりから足を引き抜いた。
「おおっ!」
恭介も思わず驚嘆する。目の前には、モデル体型のすらりとしたスライム美少女が姿を現し、
「きゃあっ!!」
ばしゃっ。
しかしすぐに力が抜けたように、崩れ落ちてしまった。
「重力に逆らった形を保つのは大変みたい……」
すっかり落ち込んだ様子でたぽたぽしながら、凛が溜め息を漏らした。
「もってせいぜい2、3秒だし、走るなんてできないよ……」
あのクラスの元気印である姫水凛が、こんなしょぼくれた声を出すなんて。
「姫水も、落ち込むことあるんだな」
「なにそれ。あたしだって落ち込むよ? 人間だもん……。あ、今は人間じゃないね」
「なんかさ、いつも無尽蔵にエネルギー持ってるみたいだったから……」
恭介の言葉に、凛は『んー』と全身をねじる。首を傾げているようなものだろうか。スライムになったところで、その感情表現の豊かさは変わらない。同じ不定形モンスターになった瑛とは、えらい違いだった。
「マグロってね、泳ぎ続けないと死んじゃうんだって」
「ん?」
「あたし、マグロかも」
そう言って、凛は魚のような形に変形する。マグロというか、これは金魚だ。
「走るから元気になるし、その元気でまた走れる! みたいなね?」
「じゃあ、姫水は走れないと死んじゃうのか?」
「死んじゃうかもしんない……」
その言葉があまりにも真剣かつ深刻そうなものであったから、恭介は思わず吹き出してしまう。
「なに!? なに!? あたしマジメだよ!? もおっ! なんだよ、もう!」
「いや、悪い。姫水が死んだら嫌だなって」
「じゃあさ、もっと、あたしが走れるような名案、考えてよぉ」
金魚がスライムに戻り、たっぽんたっぽんと抗議する。よく揺れるスライムだ。ちょっと触ってみたくなるが、果たしてこれはセクハラになるのだろうか。人間時代の姫水凛に触れることなど、まるで一切考えたことがなかった恭介だが、相手が今スライムになっているという事実が、ハードルを異様に下げてしまっている。
ちょん、とつついてみた。
「ひゃうんっ!」
涼しげな青色が波打ち、凛が全身を跳ねさせる。
「ウツロギくん、どこ触ってんの!?」
「え、俺どこ触ってたの?」
「知らないよ! よくわかんないけど、なんかすごい敏感なところだった!」
ぷくぅ~っ、と凛の身体が1.5倍くらいに膨れ上がる。感情表現が本当に豊富だ。
「おそらくスライムは全身が感覚器官になっているんだろう。移動中はそうでもないかもしれないが、外からの不意な刺激にはすごく敏感になるんだ」
瑛が解説をしていた。そうなのか。聞き流しつつ、凛と同じタイミングで『へー』と声が漏れる。
「しかし、走れるための名案って言ってもなあ……」
恭介は、そう言いつつもう一度凛の表面を突っつく。今度は『不意』の刺激でないのかさして驚く様子もなく、その代わり指に引っ付いてきた。腕を思いっきり引くと、『うにょーん』と伸びる。餅かガムみたいで面白い。
立ち上がって見ると、凛はまだまだ離れない。それどころか、下から上に向かってゆっくりと全身を持ち上げ、恭介の右腕を包み込もうとしていた。
「姫水、おまえ、猫みたいなじゃれ方するな」
「うにょーん」
「言葉までスライムになるんじゃない」
そう言いつつ、恭介は凛を無理に引きはがそうとは思わない。彼女の悩みを解決するだけの方法が見当たらないのだ。これで、凛のもやもやした気持ちが少しでも晴れるなら、という思いが、恭介にはあった。
ただそれでも、出来ることなら、彼女の〝役に〟立ちたい。
支えになってあげたい。
クラスの中で役に立てないなら、せめて姫水凛一人くらいの、悩みをなんとかしてあげたい。
そう思っていたとき、腕全体を包み込もうとする凛を眺めて、恭介はふと違和感を覚えた。
「なぁ、姫水。おまえ、その姿勢辛くないのか?」
「えっ?」
先ほど人間の姿を取ろうとしたときは、重力に逆らった形を保つのは難しいと言っていた。今も、それと近いような状態に思える。
「あー、こういうのはね。平気なんだー」
凛は、たぽんと恭介の右腕から降りると、近くなった大岩を這うようにして昇っていく。
「こうやって、何かによっかかったりすれば、全然平気。それで、こう、やって……」
岩に貼り付いたスライムから、モデルのようなすらりとした美脚が、2本伸びる。
「だから、岩に手をつけるみたいな感じで、こうやって歩くことはできるんだよ。赤ちゃんが壁に掴まって立ち上がるみたいな感じかなー」
スライムから生えた足がひょこひょこ歩く様は、見た目がちょっとアレだったが、確かに〝歩けて〟いる。凛は、そのまま岩を一周すると、やはりたぽんという音をたてて元のスライムに戻った。
「でも、やっぱりこれじゃあ、前みたく速くは走れないしね……」
「いや……。それだよ」
恭介はぽつりと呟いた。凛が不思議そうな声を出した。
「へ? なになに? なんだって?」
「思いついたぞ、姫水! 名案だ! 俺に任せてくれ!」
彼の後ろでは、相変わらずまったく表情の変わらないウィスプ瑛が、ふよふよと浮かんでいる。口を挟まないところを見るに、恭介の考えを察したのだろう。『また悪い癖だな』くらいに考えているのかもしれない。なに、構うものか。
「俺がおまえの支えになる!」
「お、おおおー……。おおおお……」
凛の声は、感動に打ち震えていた。
恭介は今、凛に包まれている。変な意味ではない。深く穿った見方をすれば変な意味なのかもしれないが、とりあえず今は文字通り物理的に包まれている。
「ど、どうだ姫水。体勢は、辛くないか?」
「うん、平気! すっごい楽だよ!」
「そ、そうか……」
辛いというか、妙な感覚なのはむしろ恭介の方だが、それは決して口にしない。
走りたいと願う彼女の為に思いついた名案。それは、恭介が凛の〝骨格〟となることだった。スケルトンの身体に、スライムをパテのように肉付けしていく。凛の身体は、人の形を作りながらも、恭介の身体に乗っかることができているので、形を維持するのにそこまで負担がかからないのだ。
「考えたね、恭介」
瑛もふよふよと浮かびながら言った。
今の恭介は、骸骨の上に半透明な液状の肉体を持つ、この上なく気持ち悪い生物だ。いや、恭介だけではなく、凛もそうなのだから、気持ち悪いと断じてしまうのは彼女に失礼か。だがこれは、傍から見ればスライムによって捕食され、消化されている最中の人間にも見えるのではないだろうか。
さて、身体はどれだけ動かせるのだろうか。腕を伸ばしてみようとすると、妙に身体がつっかかるような、粘り気のある感触が、
「ひゃううん!!」
「うおっ!?」
急に耳元で嬌声が響いたので、恭介は背筋を伸ばす。
「ひ、姫水! また変なところ触ったか!?」
「えっ、んっ、んー……。だ、大丈夫……、かな?」
そう答える彼女の声は、いくらか震えていた。変な気持ちになってしまうというか、変なことをしている気分になってしまうではないか。
いや、ひょっとしてこれは、変なことをしているのか……?
「いきなりだから、びっくりしちゃっただけ……。良いよ、動いて……」
「お、おう……」
もう一度、そっと右手を伸ばす。今度は、特に抵抗がなかった。凛がこちらに動きをゆだね、ぴったりと寄り添うように、全身を伸ばしていくのがわかる。
「すごい……。すごいよ、ウツロギくん!」
はしゃぐような声で、凛が言った。密接しているためか、頭にガンガン響く。
「耳元で怒鳴るな……!」
「あっ、ごめん! でもなんか、嬉しくて!」
そんなこと、わざわざ口にしなくたってわかる。買ってきたばかりのおもちゃを前にした、子供のような声だ。本当に感情が表に出るタイプの娘である。聞いているこっちまで、なんだかワクワクしてくるような感覚があった。
「ウツロギくん、歩こう!」
「おう!」
恭介が、右足を一歩、前に踏み出そうとしたその瞬間である。
「おわっ」
「きゃあっ!」
足が思うように動かず、上体の重心だけがズレる。崩れたバランスを持ち直せず、恭介は勢い余って転倒してしまった。同時に、全身を包んでいた凛の身体も、ばしゃんと地面に落ちてしまう。両手を地面について、少し気まずい気分になった。
「二人で歩くんだから、二人三脚みたいなものなんだろうね。呼吸を合わせないと動くのも大変そうだ」
瑛の声は涼しいものだ。ウィスプなのに。火の玉なのに。
「なんか、ごめんな。姫水……」
せっかく期待させて、という思いを込めて謝ると、凛はばしっと恭介の腕を掴んだ。ぷるぷると小刻みに震える凛を見れば、表情がなくても興奮しているのが手に取るようにわかる。
「ううん! ウツロギくん、またやろうよ!」
「姫水……」
「すごい、すごいよウツロギくん! あたしね、この身体になって、また走れるかもしれないなんて、思ってなかったもん! ウツロギくんのおかげだよ!」
その言葉を聞いた瞬間、恭介の中に張りつめていた緊張が、ふんわりとほぐれるような感覚があった。
こちらの世界に来てから、ずっと感じていた居心地の悪さが、一気に解消されていく。
「走ろう、ウツロギくん! 走るって気持ちいいよ!」
凛は躊躇もせず、恭介の身体に纏わりついてきた。ゆっくりと立ち上がる恭介の身体は、またも姫水凛という身体を得る。先ほどは違和感を感じたが、2度目はひんやりとした彼女の身体が、文字通りの骨身に心地よい。
凛の言葉が、今度は頭に直接響いてきた。
「ウツロギくん、合体しようよ! 合体して気持ちよくなろうよ!」
「おまえ何をトンでもないこと言ってんだ」
「あっ……」
自身の失言に気付いたのか、凛がそのまま黙り込む。意外とウブだ。
照れているのだろうか。全身を包むスライムの身体が、じんわりと暖かくなってくるのを感じて、まったくもって器用な身体だと、恭介は思った。
4話は本日(17日)12時投稿予定。
スライム凛の力を得てパワーアップへの第一歩を踏み出す恭介と、対照的に暗雲が立ち込めはじめるクラスの様子(主に小金井)。お楽しみにー。