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ゲームが現実(リアル)で、リアル(現実)がゲーム!?  作者: 日出 猛
第2章 ~承~ 雪姫として進む日々
24/27

23話 とんだクリスマスイブと雷少年

 にぎやかだった終業式の日から一晩開けて暦は24日。朝起こしに来た風吹貴も学校が無いので急かすことは無く。

「目を覚ましてシャワー浴びなさいね、2度寝は駄目だからね」

 と優しい言葉を掛けてくるだけだった、雪姫に成って初めての休日か。朝はやはりぼうっとして頭が働かない、風吹貴のいう通りシャワーを浴びてこよう。

 階段を下りて浴室に向かう、脱衣所で着ていたパジャマを脱ぎ棄てると子供っぽさの残るショーツとブラを身につけただけの白い裸身。下着を脱ぎ籠に入れ、浴室に入ると、一糸まとわぬ雪姫の細い身体が鏡に映っている。ゆるいみつ編みにされた長い髪をタオルで纏めて熱めのシャワーを首筋から肩口、ささやかな胸、お腹、腰、懸命に女としての成長をアピールするお尻、細い足となぞっていく。

 暖められて白から桜色に火照った裸身が鏡に映る。

「雪姫、また着替え忘れたでしょ、持って来てあげたよ」

 風吹貴の声が脱衣所から聞こえる。そう言えば着替えを忘れていた、ぼうっとしてるな。そう言えば昨日は求めたスマホと望んではいなかったが新しいオーダー下着で10万以上風吹貴に使わせたんだ、身体は雪姫でも一応社会人の俺としては少しでも借りを返して置きたい。少なくともスマホ分位は。

「……お手伝いしたい」

 雪姫()は風吹貴にそう告げた。気合を入れないと言葉に成らないのはまだるっこしい。風吹貴は言ったことを聞き取れなかったのか怪訝そうな顔をしてこちらを見つめてくる。

「……お姉ちゃんのお手伝い、したい……」

 風吹貴の事をお姉ちゃんと読んで話するのは元は年長であるというのを考えると照れくさいが、通すべき筋と守るべき秘密を考えればこの程度は我慢するしかないだろう。

「昨日のお買いものの事気にしてるの? 気にしなくて良いよ。あたしが雪姫の為にしたことだから、雪姫が元気で笑顔でいることがお姉ちゃんの幸せだからね」

 風吹貴のテンションが異様に高いが、負い目を減らす意味でこちらも引き下がれない。

「……でも、お手伝いしたい……」

 そう押すと、仕方ないという顔で風吹貴が折れる。

「じゃあ、お手伝いしてもらうわ。その前に、服着ちゃいなさい、風邪ひくわよ」

 そう言われて気付いた、シャワーしたあとバスタオル1つ巻いただけの姿をしてたのを思い出した。

「くちゅん」

 可愛いくしゃみが雪姫()の口から洩れる。

 その後また風吹貴の手を煩わせてくまなくUVケアクリームを塗り込められ部屋着に着替えを終えた。


「じゃあ、この籠を上に運んでね」

 手伝いをすることになった雪姫()は、風吹貴に渡された下着の入った籠を抱えて脱衣所のある1階から上に上がる。風吹貴は倍は容量がある籠を両手に抱えている。渡された小さな籠でも洗濯されて水気の残った下着は思いの外重かった。

 先導する風吹貴の後ろについて行くと、2階のダイニングと部屋の前を過ぎ突き当たりから階段で3階に上る。外から見て3階建だとは知っていたが、雪姫の暮しは1階と2階だけで片付くから3階には初めて上ることになる。風吹貴の部屋、日火輝の部屋とパパの部屋があり他に、ガラス張りのサンルームがあった。

 持ち込んだ洗濯物を1枚ずつ籠から取り出して立ってる風吹貴に手渡して行く単純な作業の繰り返し。それでも、体格の良い日火輝の冬物のトレーナーやセーターは非力な雪姫()の手には重くて片手で引き上げるのは結構荷が重い。

「これで最後ね、ありがとう雪姫。お陰で1枚ずつ屈んで拾う手間が省けたよ」

 風吹貴がそう言って頭を撫でた。服を拾って渡すだけの作業でも基礎体力のない雪姫()には重労働で疲労感の溜まった所に頭をなでられるのは少し気持ち良かった。

 洗濯物を干して昼食を終えた時、昨日風吹貴に買って貰ったばかりのスマホに着信があった。着信音は焔邑が登録して行った熱血アニメの主題歌のインストルメンタルだ、専用着信だから掛けて来たのは焔邑に違いない。雪姫の部屋に向かいながら着信を受けた。

「……もしもし」

『あ、雪姫、今大丈夫?』

「……部屋に入った」

『私だフィーだ。雪姫、直ぐに出てこれるか?』

 電話の向こうで焔邑からフィーに交代したらしく、元気な少女の声から渋い男性の声に交代した。

「……何があったの?」

『人々が襲われてる、魔人・魔獣の反応はない。前のカマキリと同じような未知の敵による物らしい。危険だが来てくれるか?』

「……行く」

 俺は即座に参戦を決めた、相手が不明なのはリスキーだが雪姫の力を強化しないといけない。この世界で経験値やスキルポイントがどうなってるのか不明だが消極的でいるよりも積極的に関わる方が成長に繋がるだろう。それだけに機会があれば積極的に関わりたい。

『敵は駅前広場で暴れている。一先ず交差点で合流しよう、そこまで出てくれ』

「……うん」

 肯定して電話を終える。そのまま出かける準備に掛る。

「雪姫、どこか出かけるの?」

 風吹貴に見つかって問われた、事実を一部隠して真相から目を反らす答えを返す。

「焔邑と一緒に……」

 風吹貴はふぅんと感心したような顔をすると、笑顔で言った。

「焔邑ちゃんと仲良しなんだね、積極的に成ってくれてお姉ちゃんうれしいよ」

 そう言って風吹貴は雪姫()の頭を撫でる。その手付きが安らかな気分を引き起こす。危険なことをしに行くけど雪姫は無事に返すように気を付けるよ。そう心の中で風吹貴に告げると見送られて日傘を手に天王院家を出る。

「行ってきます……」

「気を付けて行ってらっしゃい」


 雪姫の弱い心肺が悲鳴を上げないよう抑えつつも小走りに待ち合わせ場所に向かうと、先に付いていた焔邑がブンブンと右手を振って来たので、日傘を持つ手を上げて応える

「早かったね、雪姫」

「直ぐに現場に向かおう、箒を頼めるか、雪姫?」

 焔邑に続いてフィーが尋ねて来たので頷き1つで大丈夫と返す。

「不可視結界を張るからその中で変身を済ませてくれ」

 フィーの言った不可視結界は『Hidden Secrets』のプレイヤーの通称でマジカル更衣室と呼ばれる更衣室程度の空間を外から見えなくして変身を隠す為の魔法だ。変身後の魔法少女やヒーローらには認識撹乱が働くので、不可視結界の内部で変身して外に出ても変身前の姿と結びつけられる心配はない。人払い効果もあって人は意図的に移動する限り結界を避けようとするから偶然踏みこまれるということもまずない。

 焔邑が唱える。

「燃え上がれあたしの情熱(ハート)! マジカルハート、バーニングアップ!」

 続いて雪姫()も唱える。

「清らかなる雪の聖霊よ、もとめに応え静寂のベールに包め、Summon(サモン) Spirit(スピリット) of(オブ) Snow(スノー)

 最後のボタンを押しながら最後のキーワードを宣言する。

「|Metamorphoseメタモルフォーゼ!」

 焔邑と雪姫()の身体から光があふれ出し、身を包む衣服が光の粒子に消える。噴き上がる炎が焔邑の身体を、舞い踊る雪の結晶が雪姫の身体を包んでコスチュームを形成していく。雪姫の身体が見えてしまうのは仕方がないし朝晩の入浴を考えれば今更なんだが、焔邑と一緒の変身は細部が見えないと言えど目のやり場に困る。

「燃える闘志が邪悪な心を焼き尽くす。燃える炎のバーニンガール・エン!」

 焔邑の名乗りに続いてユキ()も名乗りを上げる。

「静けさに包む穢れ(けがれ)なき雪の乙女、スノープリンセス・ユキ参ります」


 さっそくユキ()は魔法の箒を掛けるために日傘を取りだそうとした。

「待ってくれ、これを使え、ユキ」

 呼び止めたフィーが、何もない空間から引きずり出すように一本の棒状の物を取りだした。フィーの小さな身体で苦労して引っ張りだしたそれを受け取ると片方の端が握りに成っていた。

「これはもしかして……」

「ユキの新しい魔法の杖、マジックワンドだ」

 尋ねようとするより一足早くフィーが応えた。マジックワンドは魔法少女の魔法をサポートし強化してくれる定番アイテムで、『Hidden Secrets』の魔法少女達は様々な形状の魔法の杖を使っていた。魔法の杖というのは原点に近い魔法少女が良く使っていたことによる伝統的な名称で、実態は鏡だったり楽器だったり様々な形をしてる。

「日傘にみえるけど……」

 手にしてる魔法の杖と言われたそれは一端に握りを持ち、反対側から6本の骨が伸び皮が張られた傘そのもの形状をしている。

「そうだ、ユキの扱い方を見て日傘の魔法の杖が適してると判断した。開いてみろ」

 フィーに言われて、日傘を開こうと思った瞬間ボタン操作もなしに広がる。傘の主柱から雪の花が開く。

「今度は閉じてみて」

 フィーの言葉に釣られて閉じようと考えると自動的に雪模様に開いてた日傘が自動的に閉じる。

「へぇー、凄い」

 純粋に感心して感嘆を上げる。

「それだけじゃないぞ、エンと一緒に箒で飛ぶのをイメージして、ワンドに伸びろと念じてみてくれ」

 フィーに言われるまま思い描く前回のタンデムではかなり窮屈だったから倍以上の長さが欲しいなと願いながら。すると魔法の杖である日傘は1m20cm位まで伸びてしかも簡単ながらサドルが2つ設置されていた。

「凄いね。これなら楽に2人乗りできるね」

「あたしは前のでも良かったんだけどね、ちょっとスリリングで」

 感心する俺の隣でエンがのんきなことを言っていた。

Flying(フライング) Broom(ブルーム)!」

 待ち受け体勢にあった魔法の日傘に空飛ぶ箒の魔法を掛ける。

「箒の速度と限界重量、稼働時間がアップしてる筈だ。行くぞ」

 後ろにエンを乗せ、箒の先端にフィーを乗せてマジカル更衣室から飛び出して駅前広場をめざす。


 前回の数倍の安定感でスピードにも乗って瞬く間に駅前上空に到達した。逃げ惑う人の真ん中で手足が膨張し服を引き破った血走った目の異様な男が、1人の金髪少年の前に立っていた。

「クリスマスなんて爆発しろぉー、カップルなんて皆殺しだ!」

 異様な男が叫ぶ、どうやら魔獣と怪人と並ぶ第3の的、異能者が相対する異端の異形化が進んだ開いてた。

「そんな私怨構ってられるか、とっとと倒されて我が成長の糧となれ」

 金髪少年がまくりあげられた右腕で異端を指差す。その右腕には鮮やかなサンダーパターンの刺青のような者が見える。

「雷の王ロードライトニングが命じる、電光よ奴を打ち砕け!」

 雷の王を名乗った少年が右腕から数条の電光を打ち出した。せりふ回しが芝居じみているそれもいわゆる中二病臭い感じで。だが、その電光は中二妄想の産物ではなく本当に手から放たれて敵を捕らえていた。あれは異能者のふるう異能で雷属性の物だ。

 異能者には魔法少女の装束や仮面ヒーローのアーマーみたいに特徴的な外見はない。ただ、髪や瞳の色が属性の色、目の前の少年の場合でいうと金(黄)色に染まる。他に腕や足等身体の一部に属性を示す文様が浮かぶ、少年の場合右腕のサンダーパターンがそれに当たる。異能者だから素早く異端の発生を察知して先に現場に来ていたのか。

 対処に悩んでるうちにエンが飛び降りて少年に声を掛けた。

「通りすがりの魔法少女なんだけど、手助け必要かな?」

 エンの余りにも素直で含みも何もない言葉が少年に向けて放たれた。少年と異形の男が戦ってたのは明白で、悪そうに見えるのは異形の方だが安直過ぎないか? たまにだが善玉っぽい悪役とか強面の善玉いるから、慎重さも必要だよ、エン。

「必要なら私たちの手を貸すよ」

 金髪の少年に向けて告げる。異能者と異形は相性はニュートラルなんで実力差がダイレクトに出る、それに対して魔法少女なら相性が有利になるからユキとエンが協力すれば楽に退治できる筈。


「女は引っ込んでろ、こんな奴俺が軽く捻ってやる」

 金髪少年のその一言が胸に刺さる。言葉はエンとユキ()に向けられたもので、俺も女として一括りに見られてるという事実が響く。

「手を出して欲しくないなら手を出さないけど、周りの安全の為に結界だけ張らせてね」

 胸に刺さる発言を大人の度量で飲み下し、必要な提案をする。金髪少年は周囲への被害は気にしている素振りはあるが、具体的に排除する術を持っていないらしく対処がされていない。

「邪魔しないなら好きにしろ」

 少年の言葉に頷き、フィーに向けて言う。

「フィー、お願い」

「任せておけ」

 フィーは言うと俺たちと少年と異端の周りを飛び結界を作りだした。結界の中にはユキ()、エン、フィー、少年、異端しかいない駅前の風景が広がっていた。

「貴様、可愛い女を2人も侍らせて見せつける気かー!」

 異端が叫びと共に爆風をまき散らす離れていたし強化された身体でも腕で顔を庇う必要があるほどの威力だった。生身の常人が巻き込まれていたら跳ね飛ばされ最悪死者が出たかも知れない。

「下らねえことで暴走してるんじゃねえ! あの女達は無関係だ」

 そう言いながら細く集束した業雷を放つ。さっきの雷撃より何倍も威力がある。異能や異端は怪人や魔獣と比べて打たれ弱い、大技が一発クリーンヒットするとそれで終わる。それを防ぐ為に『Hidden Secrets』では技の相殺というシステムがあった。相手の技に合わせて同等の技を打つことで威力を相殺し、実際のダメージを差分だけにするシステムだ。

「知らない女をいきなり誑かしたのかーっ!」

 男が今度は目から暗い嫉妬の炎を噴き出し、炎と雷が相殺しきらず炎が少年の元に向かう。かすかな炎を驚いた少年が払いのける。苦戦してる少年に声を掛けてみる。

「炎を相手するのは得意だよ、手貸した方が良くない?」

 その声を掛けてるのを見て、異端が叫ぶ。

「女の子を誑かしやがって、これがニコポか、笑顔1つで女が落ちるのか。不公平な存在め、許さんぞ」

 嫉妬の炎が全身から噴き上がり少年の方に向かう。少年は舌打ち1つすると詠唱を始めた。

「天に座する天空の神よ、我が意を受け天なる雷を降らせよ。神雷!」

 少年の指先から伸びた細い電光が空の雷雲をとらえ、そこから何十倍もの雷が導かれるまま異端に向けて下された。その一撃で異端は黒こげとなって貯め込んでいた瘴気を履きだしていた。異端はうっ屈した業を持った異能者が道を踏み外して誕生する、倒すか業を果たさせれば正気に戻すことができる。

「まったく、俺は女なんか興味ないっての」


 敵を見事倒した少年に拍手をして迎える。

「邪魔しちゃったかな? 私はスノープリンセス・ユキよろしくね」

「あたしは、バーニンガール・エン」

「私は妖精のフィーだ」

 ユキ()、エン、フィーの順に自己紹介をすると少年へと話を切り出した。

「私たちは一緒に戦ってるんだけど、キミも一緒に戦わない?」

 右手を差し出して尋ねてみたが、手を払いのけられた。

「俺は、女と手を組む気はない」

 少年は払いのける

「そうなんだ、でもまた現場で会うかもしれないね。キミが先に戦ってたら手は出さないから、名前くらい聞かせてくれない?」

 それを聞いた瞬間一瞬少年は顔をしかめながら答えた。

「らいと……、ライトニング…ジャック、俺はライトニング・ジャックだ」

「そうか、ライトニング・ジャックくんね、よろしく」

 改めて手を差し出してみるが、手を繋がないぞと両手を組んで反発されたのであきらめる。

「結界はしばらくすれば解ける、元の空間に戻されるから安心してくれ」


 結界が消えて元に戻ったユキ達は箒にまたがりその場を去る。

「じゃあね、また会ったらよろしくね」

 そう言って手を振って去ると背を向ける前の一瞬に顔を赤らめているのを見ることができた。ライトニング・ジャックは意外と初心な少年らしい。

 飛び去った後商店街でケーキバイキングをしているカフェに入って結界を張り会議をしていた。

「あのライトニング・ジャックくんのこと知ってる……?」

「初めてみたし、敵も初めて見るタイプだ」

 問いに応えるのはフィーで、焔邑はケーキを口の中に消すマジックを披露するので大忙しだ。

「あ、美味し……」

 小振りなケーキを2つとってその一口を口に入れた瞬間に漏らした言葉だ。選んだのはベイクドチーズケーキとモンブラン。やはり焔邑とフィーの口ぶりからして、2人はヒーローや魔法少女、異能者が入り乱れる『Hidden Secrets』の世界ではなくそこに収斂した世界の1つのバーニンガールの世界出身でつい最近『Hidden Secrets』の世界に巻き込まれたと確信して良いだろう。他の『プレイヤーキャラクター』との関係は俺が管理した方が良いだろう。

 金髪少年の姿はどこかで見たような気もするが、確証を持てる情報がないから誰かを言い当てることができない。異能者も能力を解放している時は認識撹乱が働くから雪姫の映像記憶でも照らし合わせることはできない。

「フィー……、日傘だけど……」

 フィーに貰った日傘について尋ねる。勘の良いフィーならこれだけで聞きたいことが通じるだろう。

「マジカルワンドは先日のエンとの腕比べに勝ったご褒美だ。運が良かったから早く渡すことができて良かった。日付も丁度良いしクリスマスプレゼントと思ってくれ」

 フィーの答えを聞いて安心する。

「……ありがと」

新キャラ登場です、良く読んでる読者は認識阻害を受けないので正体が分かるでしょう。

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