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魔法使いの争乱(マジシャンズ・パーティー)  作者: 星見 夜人
リボーン・ガールフレンド編
7/68

予選開始!

国際魔法武闘大会予選当日。

清隆、哲也、巴の三人は受付をしていた。清隆たちのチームは、「ソードダンサーズ」である。由来は、チームメンバー全員が剣を使って戦えるというところから来ている。

「ソードダンサーズ、受付を無事に完了しました。試合は、もうすぐ始まります。控室にてお待ち下さい。」

三人は受付を終わらせ、控室へいく。

控室にて・・

「みんな、準備は、いいか。」

哲也が清隆と巴に確認する。

「もちろんです。」

「愚問だな、杉並。」

清隆と巴は、それぞれ返答する。

「勝ちにいくぞ、」

「おお~」

哲也の掛け声と共に三人は、円陣をして試合会場へと向かう。

対戦相手は、「メアリーズ」。メアリー率いる謎の集団だ。何故、謎かと言うと、メアリー以外仮面をかぶっていて素顔がわからないからである。

「今日は負けないからね、清隆。」

「こっちだって、こんなところで終わるつもりはないさ。」

お互いに宣戦布告し、清隆とメアリーは握手をする。そして、試合は始まった。


ルール

どんな道具も持ち込みOK。

登録していないメンバーが参加したらそのチームは失格。

団体戦3vs3、1vs1のどちらかランダム。

チーム全員が瀕死判定された時点で負け。

以上


「ソードダンサーズ」のフォーメーションは、清隆と巴が前衛、哲也が後衛での攻撃補助に回る形、

「メアリーズ」のフォーメーションは、右から、赤い仮面の男、メアリー、青い仮面の男が横一列に並ぶ形になっている。

清隆は、試合開始と共にメアリーの背後へ瞬間移動する。そして、清隆は、右手の剣「パンサーブラック」に魔力をこめてメアリーに、パンサーブラック専用技「パンサークロー」を放つ。すると、一本の剣が三本になって、メアリーに襲い掛かる。さらに、メアリーの正面から巴が攻撃を仕掛ける。

「剣が作る(ブレイドジャベリン)

巴の発生と共に襲い掛かるのは、剣精霊「テンペスト」が武器化した剣だった。

「っ…!」

メアリーは、両方向からの攻撃を地上では防げないと判断し、空に大きく跳躍する。攻撃をよけたメアリーは真下にいる清隆にはんげきしようとする。

「エア・ブラス・・・・」

が、攻撃が放たれたようとした瞬間、メアリーが哲也がメアリーを狙っていることに気づく。哲也がスナイパーライフルでメアリーを攻撃する準備をしていた。

「これで終わりだ、後輩。」

すると、ライフルから魔力のこもった弾丸がメアリーに放たれる。

「ん、んん、そ、そんな」

弾丸をまともにくらったメアリーは、地上に落とされ、気を失う。メアリーに瀕死判定が出たのだった。


メアリーのリタイアを確認した清隆は、赤い仮面の男に攻撃をしかける。「踊る剣技(ブレイドダンス)」」右打ち、左蹴り、右の後ろ蹴り、右打ち、左打ち、大きく突き、六連続の攻撃が赤い仮面の男を襲う。が、避けられる。

「その程度の攻撃、私には効かない、はははは」

赤仮面は余裕そうだった。

「まだまだ、はあっ!」

清隆は、さらに攻撃をしかける。清隆は、パンサーブラックから、魔法陣を展開させ、剣先から、黒い光線を放つ。パンサーブラック専用技「ブラックストライク」だ。が、その攻撃を赤仮面は大きく跳躍し、よける。そして、反撃する。

「スーパーローリングキック!!」

技名と共に放たれる空中からのキック。が、それが決まることは無かった。

「はっはっは、同じ手に引っかかってくれるとは思わなかったぞ。」

赤仮面の目線の先には哲也がスナイパーライフルを構えていた。

「あ、しまった。」

スナイパーライフルから放たれる弾丸が当たる瞬間、赤仮面は自分の愚かさを恥じるのだった。そして、赤仮面に瀕死判定が出た。

その頃、巴は、青い仮面の男、通称、青仮面と戦闘中だった。巴は青仮面に「剣で作る(ブレイドジャベリン)を放つ。それに対し、青仮面は、手から剣を出して飛んでくる剣を弾き飛ばす。その瞬間、青仮面の正面が、がら空きになる。それを巴は逃さず、青仮面に迫り、渾身の突きを放つ。が、これは、青仮面によけられる。

「無駄だよ、ボクには君の攻撃はあたらない。このボクの前にはね。」

青仮面は笑う。

「隙あり。」」

「全てを見通す(サーチアイ)」を発動させた哲也は、つぶやく。即座にスナイパーライフルを構えた。そして、青仮面の右足に向かって弾丸を放つ。青仮面は右足を負傷する。

「まだまだぁ」

青仮面は、右足の痛みを堪え、至近距離にいた巴から離れ、手から魔法陣を展開させる。放つのは、闇を纏いし光線。

「ダークブロウ」

と、技名が発せられ光線が手から出るはずだった。しかし、それが放たれることは無かった。

「ブラックストライク。」

ダークブロウが放たれる前に清隆が青仮面の背後に瞬間移動し、先に攻撃したからだ。黒い光線が青仮面の背中を直撃し、青仮面は倒れる。

「そ、そんな。」

という声と共に青仮面は、気を失い瀕死判定が出されたのだった。

こうして、ソードダンサーズ一回戦を突破した。


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