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魔法使いの争乱(マジシャンズ・パーティー)  作者: 星見 夜人
ワールドエンド・リメンバー・オブ・ダイアリー編
39/68

帰ってきた美雪

今回から新章に突入です。清隆、美雪、静香、エドガー、メアリー、哲也、巴のデザイン及び、挿絵募集中です。

美雪を蘇らせて二週間後・・・

「清隆、起きて朝だよ。」

「うん?」

「朝だってば!」

「うん?ああ、美雪か。おはよう。」

「おはよう、清隆。」

清隆は美雪に起こされベットから起き上がる。清隆はちらっと時計を見る。

「美雪、まだ6時になったばかりじゃないか。これだけあればまだ30分以上眠れたのに・・」

「だってさ、今日からなんだよ。」

「そうだったね。」

そう、今日からだ。美雪がイギリス王立ロンドン魔法高等学校に編入してくるのだ。だから、今日、美雪は制服を着ている。

「朝早く起こしてごめんね、清隆。」

「いやいや、いいんだ。楽しみなのは僕も一緒だからね。」

「じゃあ、外で待ってるよ、清隆。」

「ああ、できるだけ早く準備するよ。」

美雪は外へ出て行った。

清隆は制服に着替える。顔を洗い、寝癖を直して、ポーチを腰につけ、肩に鞘に納めた愛刀夜空を掛け

美雪のところへいく。

「おまたせ、美雪。」

「早かったね、清隆。」

「あまり美雪を待たさせたくないからね。」

「じゃあ、ジャスティスに出発!」

美雪は自分の腕を清隆の腕を絡ませる。

清隆は思う。

この楽しい時間が戻ってきたんだと。美雪が戻ってきたんだと。

だが、もう一つだけ思うことがあった。大変不健全、いや、高校生の男子にとっては健全なことをおもっていた。

腕に美雪の胸があたっているのだが、美雪は一年半前から成長していないはずなのに、胸が以前より大きくなり、スタイルも以前よりよくなっている気がする。

「どうしたの、清隆。」

「いや、なんでもない。」

清隆と美雪は、清隆のお気に入りの喫茶店「ジャスティス」に向かって歩き出した。

「ねえ、清隆。」

「うん?

「清隆、放課後、暇?」

「暇だけど。」

「じゃあさ、放課後、学校案内してくれない?」

「ああ、もちろんいいよ。」

「それにしても、学校、楽しみだな。」


なんやかんやでジャスティスで朝食を済ませ、学校の前までたどり着く。

「ここが、清隆たちの通う学校・・・」

「緊張してる?」

「ううん。たのしみでしょうがないよ。」

「そっか、じゃあ職員室まで案内するよ。」

「うん。」

清隆と美雪は職員室の前にやってくる。

「じゃあね、清隆。同じクラスになれるといいね。」

「ああ、わくわくしながら待ってるよ。」

清隆は教室へ向かっていった。

清隆が教室に入ると、

「おっす、清隆。」

「おはよう、エドガー。」

エドガーが清隆に声を掛けてきた。清隆もそれに応じる。

「なあ、清隆、お前ってさ、最近生き生きしてるよな。」

「そうか、まあ、美雪が帰ってきたからうれしいというのがあるのかな。」

「そっか、俺も彼女ができればお前みたいに生き生きとできるのかなあ。それより、今日だったよな美雪ちゃんが編入してくる日。」

「ああ。」

「楽しみだなあ。」

「なんでだよ。」

「だってさ、清隆と美雪ちゃんのラブラブなところを冷やかせるからな。」

「・・・性格悪いな。」

キーンコーンカンコーン

ホームルームの予鈴のチャイムが鳴る。そして、みんなが席につく。さらに教室にジャック先生がやってきてこう告げた。

「みんな、今日はこのクラスの新しいメンバーを紹介する。」

「まさか!」






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