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魔法使いの争乱(マジシャンズ・パーティー)  作者: 星見 夜人
リボーン・ガールフレンド編
35/68

清隆の戦い

フィールドに残っているのは、清隆とケイネスだけ。いよいよ、決勝戦も大詰めだ。

「・・・君は罪を犯した。」

ケイネスは清隆はそんなことをいう。

「罪?」

清隆もケイネスの意味不明な言葉に思わず聞き返す。

「そう、罪だ。」

「どんな?」

「それは・・・君が僕の前にこうして立ちはだかっていることだ!」

「・・・」

「だから、今から、僕は、君を裁く!」

ケイネスから殺気が滲み出る。清隆はそれを感じ取り、肩から二本の剣を取り出す。

「裁きの一撃(ジャッジメント)!」

ケイネスの手から魔法陣が展開され、それから赤い光線が放たれる。

「うおおおおお‼」

清隆は「瞬間移動魔術」を使い、ケイネスの背後に回り、「宮野剣術・2の型・踊る剣術(ブレードダンス)」を放つ。剣と足の成す怒涛のコンビネーション攻撃がケイネスを襲う。

「ぐっ、ぐはっ。」

「うおおおおお‼」

清隆は続けて、「宮野剣術・4の型・乱れ突き」を両手の剣で七連続の突きを交互に放つ。

「くっ、ふざけたことを・・うおおおおお‼」

ケイネスの手から魔法陣が展開され、清隆に向かって赤い光線が放たれる。清隆はその瞬間、再び「瞬間移動魔術」を発動し、元の位置に戻る。

清隆は二本の愛刀の剣先から魔法陣を展開させ、黒と青の閃光を放つ。

「ブラックストライク、ブルーテンペスト‼」

二つの閃光はケイネスに向かっていく。

「くっ、させるか!」

ケイネスは手から魔法陣を展開させ、閃光を打ち消そうと光線を放とうとする。が・・

清隆は放たれた閃光の先に二つの魔法陣を展開させる。青の閃光と黒の閃光はそれぞれの魔法陣に吸い込まれる。

魔法瞬間移動魔術(マジック・テレポート)‼」

清隆は二つの魔法陣をケイネスの背後に展開させる。そして、二つの魔法陣から青の閃光と黒の閃光が放たれる。

「ぐはっ。」

ケイネスは二つの閃光をくらい、フラフラになる。

「くそっ、僕の前に立ちはだかる者を裁かねばならないのに!」

「これで最後だ!」

「ちっ・・」

これでやっと会える、美雪。これで二年間の努力が報われるんだ。もう一度一緒の時間を過ごせる時が来るんだ。

清隆は二年間の時間を走馬灯のように振り返った。

そして、清隆は瞬間移動魔術を発動させ、ケイネスの背後に移動する。

これで最後だ。

「宮野剣術奥義・始!」

清隆は両手の剣の剣先に魔力を集中させ、ケイネスに斬り込む。だが、

「まだまだ、終わらないよ、宮野清隆、裁きの一撃(ジャッジメント)!」

「う、がはっ・・」

赤い光線が清隆の胸部を貫く。

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