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魔法使いの争乱(マジシャンズ・パーティー)  作者: 星見 夜人
リボーン・ガールフレンド編
34/68

決勝戦の銃剣戦

哲也とアッシュ、二人の男が対峙する。哲也の手には2丁拳銃、アッシュの手にも2丁拳銃が握られていた。

「光速の銃弾(フォトンバレット)‼」

哲也はアッシュに光速の銃弾を放つ。しかし、

「光速の銃弾(フォトンバレット)‼」

アッシュも光速の銃弾で対抗し、二つの銃弾はぶつかり、互いに砕ける。

「・・・」

「・・・」

しばらくの沈黙。そして、アッシュと哲也は同時に動き出す。アッシュは2丁拳銃をしまい、一本の小刀を取り出して、哲也に向かって走り出す。哲也は「全てを見通す(サーチアイ)」を発動させつつ、2丁拳銃を「武器交換(チェンジリング)」によって一本の剣に変える。

「せやっ!」

アッシュが哲也のふところに入り、哲也を小刀で斬ろうとする。だが、哲也は「全てを見通す(サーチアイ)によってその軌道を読んでよける。それでもアッシュはめげず、攻撃を続ける。

「ブレイブタガー、フレイムタガー、エレメントタガー‼」

アッシュは魔法を小刀に纏わせながら哲也に攻撃する。が、哲也には全く当たらない。やがて、哲也はアッシュの隙を見つけ、そこに攻撃を入れる。

希望(ホープ)(スティンガー)‼」

哲也の剣が伸びて、剣が刺さったアッシュは遠くまで飛ばされる。

「ぐはっ、くっ。」

アッシュは痛みをこらえて立ち上がろうとする。だが・・・

W(ダブル)バレット‼」

哲也は剣を2丁拳銃、スコーピオンmk(マーク)ー2に戻し、それぞれの銃口から魔法陣を展開し、アッシュに青き光線を放つ。

「あがっ、ぐはっ。」

アッシュはそれをまともに受ける。アッシュはよれよれになりながらも立ち上がろうとする。だが・・この隙を哲也が見逃すはずがなかった。哲也は再び二つの拳銃の銃口から魔法陣を展開する。

W(ダブル)バレ・・」

「時の停止(ストッパー)!」

アッシュは立ち上がろうとしながら、哲也の声を遮るように魔法を唱えると、哲也の足に魔法陣が展開される。

「・・・っ⁉」

すると、哲也の動きが止まる。アッシュはその瞬間に立ち上がる。それと同時に哲也の停止が解かれる。

「動きが一瞬止められた・・・⁉」

哲也は何が起きたかわからなかった。アッシュは再び哲也に向かって走り出す。あっという間に哲也の正面まで来て、小刀で哲也に斬り込もうとする。だが、哲也にはこの動きの軌道が読めるのでよけるのはたやすいのでアッシュの小刀をよけようとする。が、その瞬間、哲也が再び停止する。アッシュはその隙を狙い、小刀で哲也に斬り込もうとする。

「・・・はっ!」

攻撃の瞬間、哲也の停止が解かれるがアッシュの攻撃を避けられず、それをくらう。

「ブレイブタガー、フレイムタガー、エレメントタガー‼」

「ぐはっ、ぐほっ・・」

哲也はひょろめき後ろに下がる。だが、アッシュの攻撃は終わらない。

「うおおおおお‼」

アッシュが哲也に襲いかかる。哲也は拳銃を剣に変えつつ考える。

相手の魔法は一瞬、相手の時間を止める魔法だ。こっちには対処法はない。一瞬の停止は免れないだろう。ならば、停止が解かれた時に相手に攻撃が当たっている状態を作るしかない。

哲也の行動は決まった。哲也は剣の形状を変え、アッシュが間合いに入る前に攻撃を仕掛ける。

「未来を断つ剣撃(ロスト・フューチャー)‼」

アッシュが間合いに入って来ようとしてきた瞬間、哲也の動きは再び停止する。

「フライングタガー‼」

アッシュの小刀が哲也に向かっていく。その瞬間、哲也の動きの停止が解かれる。

「ぐはっ、なに・・・」

「ぐはっ、まあ、うまくいったかな・・」

二人の攻撃は同時に相手の腹に刺さった。

バタン

バタン

二人は同時に倒れ、気絶する。

哲也とアッシュ、二人に瀕死判定が出された。





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