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魔法使いの争乱(マジシャンズ・パーティー)  作者: 星見 夜人
リボーン・ガールフレンド編
33/68

女の戦い

決勝の舞台に上がる。今回のステージは今までと違い、決勝専用ステージで行われる。と言ってもただの巨大なリングだったが。

ソードダンサーズの三人はリングの中央に立ち、相手チームの「罪を裁きし(ジャッジメント)」の三人と向き合う。清隆は、ケイネスと、巴は緑色のツインテールの女、フィール・ネスタと、哲也は青い長髪の男、アッシュ・デットマンとそれぞれ握手をし、両チームの選手はリングの端の指定の場所まで移動する。

「・・・みなさん、長かった国際魔法格闘大会もいよいよ決勝戦です。決勝戦を戦う二つのチームの紹介をしましょう。・・・・」



それから長いチーム紹介が行われ、いよいよカウントダウン。

なお、決勝戦は強制的に3vs3の試合形式となっている。

「3、2、1、0!!!!」

アナウンスで試合開始。ソードダンサーズの三人は開始とともにケイネスに向かって走り出す。まずは最要注意人物のケイネスを片付ける作戦だ。

しかし、

「させないわよ。」

「・・・いかせない。」

巴の前にフィールが、哲也の前にはアッシュが立ちはだかる。

「ちっ、まずはこいつからだ。」

「こいつからですって?あなたは私にやられて終わりよ。」

フィールは巴に銃を取り出し巴に向ける。巴とフィールの距離はわずか2m少々。

「これで終わりよ。」

フィールは巴に銃弾を放つ。誰もが避けられない思った攻撃。しかし。

キイイイーン

巴に放たれた銃弾ははじかれる。巴の前には黒い鎧の精霊。黒騎士「ギルティ」だった。巴が咄嗟に召喚したのだ。

「ちっ、決まらないか。」

フィールは舌打ちして、巴と距離をとる。

「いくぞ、ギルティ!」

巴は黒騎士とともにフィールに攻撃を仕掛ける。

「黒騎士の闇槍(シャドー・ランス)‼」

「焔斬り、氷柱斬り、雷斬り!」

巴と黒騎士の絶え間ない攻撃。だが、

暴風鉄壁(ガード・オブ・ウィンディ)

フィールは魔法陣を展開させ、暴風を起こし、巴と黒騎士を吹き飛ばす。黒騎士は巴の手の刻印の中に戻される。

「ふふふ、あなたは私に攻撃を通すことは出来ないわ。」

「一度止めただけだ。確信するのは早いと思うが。」

「なら、攻撃してみるといいわ。」

フィールの言葉に乗るように巴はフィールに攻撃を仕掛ける。巴は愛刀である細剣に精霊を交代交代で纏わせてフィールに斬りつけようとする。

「精霊剣術、焔斬り、氷柱斬り、雷斬り、闇斬り‼」

「これ以上、あなたは私に近づけないわ、暴風鉄壁(ガード・オブ・ウィンディ)‼」

フィールは暴風を起こし、巴を吹き飛ばす。

「光速の銃弾(フォトンバレッド)‼」

さらにフィールは銃を取り出し、巴に光速の銃弾を放つ。

「ぐはっ。」

銃弾は巴に命中し、巴はその場に倒れる。

「これで終わりよ。」

フィールは再び巴に銃を向ける。だが、

「ぐはっ。」

フィールは背中を斬りつけられる。フィールの後ろにいたのは、影精霊「スプリガン」だった。巴はフィールに攻撃を仕掛けた際にスプリガンを自身の能力に姿を消させた状態でフィールの背後に忍び込ませていたのだ。

「ぐっ、私はここで倒れるわけにはいかないの。なにも役に立たないまま終わるのはごめんよ、光速の銃弾(フォトンバレット‼」

フィールは倒れそうになりながら、巴に再び光速の銃弾を放つ。巴はそれをくらって気絶する。フィールも力尽き倒れ、気絶する。

巴とフィールに瀕死判定が出る。

だが、

「「まだだ!」」

巴とフィールは立ち上がる。瀕死判定も取り消された。だが、二人ともすぐにでも倒そうなことに変わりは無い。

巴は七体の精霊を剣に纏わせる。

フィールは肩から槍を取り出し槍の先に風を纏わせる。

「「はあああああああっ!」」

二人はそれぞれの相手に向かって走る。二人は衝突する瞬間、

「精霊剣技奥義・虹!」

「吹き荒れる風、嵐を纏いし一突き(フェザー・インパクト)!」

七色の光を纏った剣と嵐を纏った槍がそれぞれ相手の腹に刺さる。

「うぐっ・・」

「ぐはっ・・」

二人は力尽きて倒れる。二人はそれから試合終了まで立ち上がることはなかった。

二人に瀕死判定が出される。


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