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魔法使いの争乱(マジシャンズ・パーティー)  作者: 星見 夜人
リボーン・ガールフレンド編
31/68

思いつきが生む技

巴との買い物に付き合ったその夜。

日本エリアの広場にて。

今日も清隆はエドガーと特訓をしていた。

「雷神の鉄槌(トールハンマー)‼」

エドガーが清隆の背後から雷の拳を放つ。

「うおおおおお‼」

清隆は即座に反応し、目をつぶったまま剣でエドガーの拳を止める。

「宮野剣術、2の型、踊る剣術(ブレードダンス)!」

清隆は反撃にでる。剣と足のコンビネーション攻撃。エドガーはよけることができず、仕方なく拳で剣をはじく。しかし、拳及び腕傷だらけになる。

「くっ、クソー」

エドガーは清隆の攻撃何とか全てはじききるとエドガーが再び攻撃仕掛ける。

「うおおおおお‼雷神(トール)連続拳(ラッシュ)‼」

エドガーは思いつきで技を編み出した。清隆も何とか防ぐがおいつかず、何発か拳をくらう。

「くっ、エドガー、今までそんな技見たことがないぞ・・新技か。」

「うーん、新技というよりただの思いつきかな。」

「思いつきか・・それにしてはいい技だよ、エドガー。じゃあ、僕も・・・くっ。」

清隆はエドガーの拳をくらって、吹き飛ばされる。清隆もこらえて、倒れはしなかった。

「ふうー」

清隆は息を深く吸って、二本の愛刀を肩の鞘にしまって、夜空の納められている鞘だけ腰につけて夜空の柄を持って、一直線に走る。

しかし、清隆はこの時も目をつぶったまま。だが、清隆はエドガーの位置が手に感じとるようにわかった。

エドガーがこっちに向かって光速で向かっている。距離はそんなに遠くない。あっと言う間にすぐ目の前。気を集中させろ。エドガーに華麗に斬り込むイメージを浮かべるんだ。

夜空の剣先に魔力が集中していく。もっと、もっと、近くに・・・今だ。

清隆は素早く夜空を鞘から抜きだし、そのままの軌道でエドガーの腹に斬り込む。魔力が一気に解放され、エドガーに激痛を与える。

ホーリーフィールドのおかげで出血も骨折もないが、痛みだけは残る。おそらく、「宮野剣術奥義・始」以上の威力だ。今だにエドガーは立ち上がれない。

「清隆・・・今のは・・・」

エドガーに質問され、清隆は今日のエドガーとの戦闘が始まってから初めて目を開ける。

「エドガー、今のは、宮野剣術応用技・(ながれ)だよ。今、とっさに思いついたんだ。」

「俺と同じってことか。」

「ああ、エドガー、今日の特訓はここまでにしようか。」

清隆は決勝に向けて、着々と進化していくのだった。


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