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魔法使いの争乱(マジシャンズ・パーティー)  作者: 星見 夜人
リボーン・ガールフレンド編
22/68

VSザ・スカーレット

「それでは、ザ・スカーレットvsソードダンサーズの2vs2の試合を始めます。three,two,one,zero」

カウントダウンののち、試合は始まった。

清隆と巴は二人の相手の場所を確認し、そびえ立つ火山の影に隠れる。巴は静かに影精霊「スプリガン」を召喚し、姿を消させて対戦相手の一人のところに送り込んだ。清隆は地面に魔法陣を展開させ、肩からパンサーブラックを取り出し、ブラックストライクを魔法陣に静かに放つ。黒い閃光は魔法陣に吸収され、

魔法瞬間移動魔術(マジックテレポート)

という発声と共に魔法陣が巴がスプリガンを送り込んだ相手の目の前に展開され、黒い閃光が放たれる。

「ぐはっ。」

ブラックストライクをもろに受け、ひざまずく対戦相手。そんな相手の目の前にスプリガンが現れ、スプリガンは相手をナイフで切りつけ、スプリガンは巴ところに戻っていく。

「そんな・・」

突然の謎の攻撃にわけのわからないまま倒れる対戦相手。そして、瀕死判定が出された。

「どこにいやがる!!出て来いや!!」

仲間の謎のリタイアに腹を立てたもう一人の対戦相手。そして、対戦相手は魔法陣を展開させ、特殊な形の剣を取り出す。その剣は先が二つにわかれていて、二つの刃の間に銃口があった。銃口から赤い光線が放たれ、清隆と巴が隠れている、火山にあたり、火山が吹き飛んだ。その光線の威力に清隆と巴はおもわず目を丸くする。驚くのもつかの間、二人はすぐに相手の方を振り向く。

「一気にたたくぞ、清隆!」

「了解です、巴さん。」

「させるかあー」

対戦相手、巴、清隆は攻撃準備をする。

「これで終わりだあー」

対戦相手は再び高威力赤い光線を放つ。その瞬間、清隆は巴に手を掴み、魔法陣を展開させ、清隆と巴は対戦相手の背後に回り、

「宮野剣術、4の型、乱れ突き!」

清隆と巴が同時に放つ突きの連打。すべてを受け、

「そ、そんな・・」

対戦相手は倒れ、瀕死判定が出された。

「一回戦、終了。ソードダンサーズの勝利です。」

決着のアナウンスが流れる。

「宮野君、かっこいい!!」

「森園先輩、素敵です・・」

アナウンスと共に観客席から聞こえるソードダンサーズ応援部隊の祝福の声。清隆と巴は観客に手を振り、フィールドを去った。

ソードダンサーズは一回戦を突破した。しかし、彼らの戦いは続く。

願いを叶えるその日まで・ ・




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