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私には好きな人がいます。

作者: 夢衣美

初投稿

思い付いたのをなんとか形にしただけなので短いです。

 私には好きな人がいます。


 きっかけは確か、彼が部活動の先輩に一目惚れをしたと相談してきた時でしょう。

 彼とは小学生の頃からの付き合いですが初めて見る彼の表情に、私は恋してしまったのです。

 その日から、彼は先輩の事ばかりで私と関わる時間は減ってしまっていたので、相談の時間は私と彼が2人きりになる唯一の時間でした。

 彼が話すのは、先輩の髪型が変わっていた、先輩と好きなものが同じだった、先輩が落ち込んでいて心配だ、と言うような事ばかりで、私はそれを聞くたびに彼の好きな人の愛し方を知ってますます好きになってしまいますし、その度に彼の初めて見る表情に見惚れて、彼がアプローチに悩んでいる時には、「私だったらこれで落ちるね。」なんてちょっとしたアピールなんてしちゃったり。

 そんな時間が毎日の楽しみでした。

 彼は先輩との仲を順調に深めて行きました。

 私がされる想像をしてたアプローチをして、私がされる想像をしてた誘い方でデートに誘って、ナンパから助けるなんてイベントなんかもこなして。

 今日、先輩に告白したらしいです。

 私も知らなかったので驚いていたら「告白は自分で考えた言葉でしたかった」なんて言って、照れくさそうに、嬉しそうに笑う彼の表情に私は見惚れてしまいました。

 こんなにもかっこよくて、優しい彼と付き合う彼女さんは世界一幸せなのでしょう。

 

 私には好きな人がいます。

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