「名実ともに」②
短いですが、よろしくお願いします!
A国上空
0時30分
管制塔「こちら管制塔、ヘルハウンド隊聞こえますか?」
ヘルハウンド①「管制塔、どうかしたか?」
管制塔「未確認機を発見しました、直ちに現場に急行してください」
ヘルハウンド①「了解…敵機の機数は?」
管制塔「1機のみです…」
ヘルハウンド①「2番機聞こえたな?」
ヘルハウンド②「分かりました…いつもので行きますか?」
ヘルハウンド①「囮は俺がやるから、攻撃はお前がやれ」
ヘルハウンド②「了解…」
ヘルハウンド①「さて…行くか!」
0時50分
ヘルハウンド①「こち…ら、ヘルハウンド、敵…機を…確認、これより接近する…」
管制塔「こちら、管制塔、了解」
ヘルハウンド①「未確認機に告ぐ、直ちに引き返せ」
敵機「…」
ヘルハウンド①「未確認機に告ぐ、こちらの防空圏に侵入している、直ちに引き返せ!」
敵機「…」
ヘルハウンド①(押し問答だな…)
ヘルハウンド②「隊…長、燃料が」
ヘルハウンド①「分かった後ろに行け…」
(ノイズがひどいな)
1番機が臨戦態勢に入り、2番機が後ろに付こうととしたその時だった
ヘルハウンド②「消えた!?」
ヘルハウンド①「なっ!」
その後、2つのパラシュートが開いて落ちていくのはすぐのことだった
A国内
A国首相「スクランブルした2機が撃墜されたってのは本当なのか!」
男①「ええ、そのようです、ただ2名とも無事のようです」
A国首相「敵機はどうした?」
男①「それが…パイロットが言うには目の前から
消えたと…」
その日、A国に侵入した戦闘機が忽然と消えた事は
マスコミや一般市民から隠される事になるのだった