「名実ともに」13
とある民家
Oは民家の中にあった椅子に腰掛けた
O「久しぶりだな…」
その女性はX達が、犯人に襲われていた時に出会った女性だった
女性はとても暖かかく向かい入れてくれた
女性(以後P)「どうして此処へ?」
O「まぁな、ちょっとした用事と、コイツのことでな」
そう言って少女の方に目を向ける
その場所は町から離れた校外にある民家兼孤児院で
Oが一時的に少女を預ける為にその場所によったのだった
20年前(裁判所)
XとOと男「「「…」」」
裁判官「それでは審議を始める」
X達の審査は初めから出来レースだった
犯人から賄賂を貰った審査員や軍の関係者により判決はすでに決まっていた
「有罪」
この時点でX達の運命は決まっていた
国を捨てて逃げるそれしか生き残る方法はなかった…
そんな時、助けてくれたのがMとPだった
3人が捕まった事と、護送車の居場所、その二つを教えてくれたのがPだった
現在
O「あの時は助かった、君が助けてくれなかったら、きっと死んでいただろう」
そう話しているとPが暖かいコーヒーと暖房をつけ、もう一つの椅子に腰を下ろした
そして唐突にOが話し始める
「この子を預かって欲しい」
自分の用事が済むまで、この子を預かって欲しい話しを切り出した
するとPは「相変わらずね…」と話し始めた
この場所はA国が占領した地点にあり情勢が安定してはいなかった
P「貸しは返したからね…子供達も居るしこれ以上の事は出来無い」
O「わかっている」
O「一週間までには何とかなるはずだ…それまでコイツを頼んだ」
そう言ってOは民家を後にした
少女「…」
P「さて、どうしましょうか」
残された2人は最初ギクシャクした関係であったが、民家兼孤児院の内装と、孤児院の3人の子供達を
紹介した、孤児院の子は少女が18なのに対して、一番上が17才、真ん中が10才、一番下が9才と言う
順番だった、しかし年齢の差は友好的になるには関係が無かったらしい、そして少女は一週間ほど
そこに滞在することが決まったのである、何日かすぎ周りの雰囲気に少し慣れて来た頃少女はある質問を
した、それはOとPの過去に付いてだった
そしてPは話し始めた、Oは全てにけりをつける為に此処にやって来たのだと