「名実ともに」12
ヘルハウンド①「さて、何処から探そうか…」
ヘルハウンド隊は司令の名によりA国内の
西にある町の一つに任務のため来ていた
そこはA国とB国が激しく戦い合った場所で
テロリストやゲリラの巣窟になっており、
占領後の統治が全く出来ていなかった
そんな中とある情報をもとにヘルハウンド隊は
活動していた…
A国の試作戦闘機がある…その情報を元に
ヘルハウンド隊は捜索を開始した
正規の隊員だった者から情報を聴くと初期の
敵基地は今より、さらに西側にあったらしいが、
今はそこより東側に移動している痕跡があると
言う事だった
そして、ヘルハウンド隊がいまいる場所は
元B国の兵士や自警団がゲリラ活動やテロ
を行っている場所だった
そんな彼らの元にある人物が現れる
男①(1話の登場人物)「…」
ヘルハウンド①「貴方は!」
それは、この国の防衛大臣であり、昔XとOの
親友だった男だった
ヘルハウンド②「なぜ貴方が?」
その男は一拍間を開けてから話し始めた
その理由は自身がB国に元々いて、
親の都合で戦争が始まる前にA国に来た
という特殊な経緯を持っていたからだった
A国防衛大臣「恐らくトップもそれを考えての
事だろう、私がB国内の情勢に詳しい人物だ
ということを踏まえての事だ、それと…」
ヘルハウンド①「?」
A国防衛大臣「A国領土内で行われたある演説に
ついて詳しく情報収集をしたい」
それは、ある少女達が考えた演説の事だった…
とある荒野
X達が始めた演説は地道に、確実に、広っていた
そんな中O達はある民家にやって来ていた
民家の前に立ちドアをノックするのだった