「名実ともに」11
武器のほとんどが無人機になり
戦場から人が消えた時
人類は新たなステップに登る事になるだろう
A国B国C国の戦争が始まる前に
手を取り合い貿易やビジネスといった
道にそれぞれの国が移ろうとしていた時もあった
A国が兵器のパーツを作り
B国が組み立て
C国が完成品に仕上げるという工程で
一つの兵器を作る…
戦場から人を居なくさせ
ロボットや無人機よって戦場を支配する
そして国連管轄下のEMP搭載大陸間弾道ミサイル
このミサイルの抑止によって平和を維持する
それがある人々の夢だった
戦争が始まる前
ある男が抱いた野望
その男は少女の父だった
自身の設計した兵器が今後どうなるか
分かっていた…
大陸間弾道ミサイル
ロケット技術
その先駆けとなる技術の先にあるもの
それを見据えた男…その墓の前に
Oは来ていた
O「…」
そこから見えるタワーを見つめる
宇宙まで届くそのタワー
B国が元々所有していたその場所
そこでは、A国によって毎日あるロボットが
作られていた…それは男の夢とはとてもかけ離れた
物だった、対人無人戦闘機
X達はその工場を壊す為に
活動するのだった
O「…フー」
そしてOはタバコを吸い終わると
花を添え終わるとその場を去り
車へと戻るのだった
その頃
A国内
西部基地司令室
司令「…よって君達、ヘルハウンド隊には、
試作段階だった戦闘機の回収の任にあたって
もらいたい」
ヘルハウンド①「…実験機の捜索は別の班がすでに
行っているはずでは?」
ヘルハウンド②「…」
司令「そのチームとは連絡が取れなくなった
おそらく、敵にやられたものと見て間違いない…」
ヘルハウンド②「…なぜ我々に?」
司令「君達が第一次水戦争の生き残りで、
元々A国出身の出だからだ…」
ヘルハウンド隊が「ヘルハウンド」と言う名前で
活動している理由は、元々ヘルハウンド隊は
対テロ組織の出でありながらパイロットとして
活躍している数少ない部隊だたからである
そして、対テロだけでは無く身内の違反行為を
取り締まる役職だったからである。
司令「後の事は頼んだ、予備隊は
そっちに回しておくから」
そう言う司令官を残し部屋を後にする
そして、ヘルハウンド①、ヘルハウンド②
両名ともに任務につくのだった…