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『The One』  作者: シン
1章
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14話 遥か未来

 


 彼はいずれ去るだろう。



 その日は確実に訪れる。



 これは皆とも意見が一致している。



 彼は案内人に収まる器ではない。



 その日が訪れた時、私は彼に行かないでと縋り付くのか?



 答えは否だ。



 私は縋り付ついたりしない。



 私が彼に対してこのような感情を抱いていると、知られてはいけない。



 私は今幸せだ。



 彼の傍にいられる。



 私は今この時を心に刻み込む。



 彼との出会いは決して劇的なものではなかった。



 しかし、今や彼と過ごした時間は、私にとって掛け替えのないものになった。



 私はあの日、光を見た。



 彼は気がついたら終わっていたと言う。



 私を救う光。



 私を救うため、彼が放つ奇跡の光。



 まばゆい光。



 私を思う彼の心。



 私は思わず涙した。



 泣きわめいた。



 あの日から私の心は彼にある。



 彼の助けになるのが私の使命であると感じている。



 私は選択を迫られた。



 私は迷わなかった。



 私は人としての生き方から外れた。



 後悔はない。



 彼が去った後、必ず再会を果たす。



 宿命だ。



 おそらく、そうなる為の選択だった。



 再会の時、彼の助けになれる存在でいたい。



 遥か未来、私が彼の助けになれたなら、その時こそ彼に本心を打ち明けるのだ。



 彼に思い人がいようと関係ない。



 彼を困らせる事になろうとも、もう我慢しない。



 私は彼に付き従う。



 私は時折、遥か未来に思いを馳せる。



 いつも遠くを見る、彼と同じように。




読んで頂き、ありがとうございます。

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