表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ぼっち関連

編集者びんびん物語Z (お試し版?)

作者: ドンブラーC

丼による丼のための物語第2段。某割烹での丼以外の方には全く意味不明かと思います(確信)。すみません。本編2章以降は丼以外の方もお楽しみいただけるかもしれません。


今度は異世界転移モノです。丸投げのもたらす不幸を書きたいと思い筆を取りました。あと某センセがいつまで経ってもうさ耳ママンの話を書いてくれないので自家発電中です。これを書きなぐりながら3巻発売まで待ちたいと思います。



第1部分 この素晴らしい畑にサンカンを!


とある国のとある村に、神さまからの祝福を受けた畑があったそうな。


長閑な農村にその神畑はあり、今は夫を亡くしたばかりの兎獣人の未亡人とその娘2人が、夫の残した畑を守っているのです。


ある日、未亡人と娘姉妹がいつも通りせっせと畑仕事をしていると、まるで王様のような凄く立派そうな服をきた旅人?が3人の従者らしき男達を連れてふらりとやってきて声をかけてきました。


「そこの獣人、何を育てているんだ?」


あまりにもぶっきらぼうな物言いに母娘は戸惑いましたが、自分は兎も角、娘に何かあってはまずいので、未亡人は丁寧に応対することにしました。


「この畑からサンカンという伝説の作物が収穫できると言われているんですが、できてくるのはワルナスビばっかりで。。。」


「ほう?ちょっとそのワルナスビを見せてみよ?」


私は手元にあるワルナスビの中で1番実が多く立派なものを男に手渡しました。


「どうぞ、棘がありますのでお気をつけて」


男はワルナスビを一通り観察したのち顔をしかめて言った。


「。。。これは酷いな。畑に神からの祝福が全く足りておらん」


「そんな、いったいどうすれば。。。。」


もし、このままサンカンが収穫出来ないのだとしたら、今までの苦労が水の泡です。今にも泣き出しそうな私達母娘をみて不憫に思ったのか、エロそう、じゃなくて偉そうな人の従者が主人に耳打ちし、得心いっったように私に告げました。


「数日後に別の旅人がやってくる。その男はコウセイザイというモノを持っている筈だ。それを男から買って畑に撒くとよかろう」


コウセイザイ?聞いたことがありません。一体なんなのでしょう?


「それは一体どのようなモノなのでしょうか?」


「我も詳しくはしらぬ。ただ、神の祝福を復活させそうな心当たりがそれしかないのでな。それでサンカンが実るのではないかと思っただけだ」


この畑に必要な物なのでしょうか。たしかにサンカンが実るはずの畑にこれだけワルナスビしか育たないとなると、どんな方法でも試してみたいところです。


「どうしてそんなことを教えてくれたのですか?」


「なに、ただの気まぐれだ。昨日宿で話をした商人が話ていたのを聞いたのと、昔書物で読んだのを思い出してな。多少値ははるかもしれんが」


「そんな、、、我が家には何かを買うお金なんてありません」


未亡人はその長いうさ耳を垂らして今にも泣きそうだ。男はワルナスビを投げ返すと悪代官のような笑みで微笑みかける。


「それくらいは自分で考えよ。まあ、そなたも娘達も泥を落とせば見栄えは悪くなさそうだ。なんなら私の元で働くか?」


「結構です。だいいち、今の話が本当かどうかもわかりませんし」


「信じるか信じないかは其方次第だ。では、失礼する」


最後にそう言い捨てると偉そうな男とその従者らしき者たちは去って行きました。


続きはのくたん(N7167FI)で。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ