表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/9

第7話 旅立ち

「信じろなんて言っても信じないかもしれないが、お前が生まれてからずっと同じ夢を繰り返し見るようになった。いつかは、わからないが、お前一人が生き残り、村が全滅する夢だ……最初は夢だからと思っていたんだが、お前が成長するに従って、夢で生き残っているやつに似てくるんだ……」


自分に似てる生き残りの夢を見ていたという……両親共に、ひょんな話の流れで、お互い同じ夢を見ていることを知り、こうやってメッセージを残すことにした……ということだった。


「この部屋には隠し扉がある、お前ならば開けるはずだ……まぁ、そのあとは頑張れよ。」


そういうと、映像は次第に消えて言った、微笑み合い、手を振りながら……その光景は満足そうだった……。


とりあえず、隠し扉がどんなものかわからないので、探そうとした矢先、


「カイロ、装備はしっかりね。食べ物はなんとかなるからね。」


と、母親の声が、部屋に響き渡った。意味がわからないし……


「意味わからんという顔してるが、言われた通りにしろ」


今度は父親の声だ……感動の別れはなんだったのだろうか……


「まぁ、おまえのことだ、感動的な別れをしたところで気にしてないからこうして音声だけ、まだ、記録してたんだけどな。」


なにから、何までお見通しか……


「おやだからな。」「おやですから。」

同時にいう声


よくわかっていらっしゃる……さすが親ってところか……さて調べるか……てか、音だけって……


その後、声がすることはなく、部屋の中を調べていく。


「とりあえず、最初はやっぱりあの袋だな」


そう言って、鎧の下に置かれている、袋に手を伸ばし、袋を開けると……


細かな彫刻が、刀身にされた、ブロードソードが一振りと、指環が入っていた。


それと一緒に手紙まで。


まとめていうと、試験終了、おめでとう!これであなたも一人前の大人になったので、父からはブロードソード、母からは指環の贈り物をしますと。


そして部屋の中を色々と漁っていくのだった……




そうこうしてる時に、隠し扉も一緒に見つけたのだった……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ