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第3話 試験中?

成人の試験に挑む主人公

試験の内容は狩。

試験中の様子ははてさて……

儂の出番まだかのぉ……

森に入ってしばらくすると、何かの気配を感じた。それは、今まで感じたことのある気配だった。


(何かいるな…これは、ゴブリンかしかも3体か……狩の最中か……)


狩と思った理由は、通常ゴブリンは森の中に住み集落をつくっており、森の中の獲物を3体1組で狩っているからだ。たまに村の方まで来て村を襲撃することもあるがそういうときは1組、10体くらいでやってくる。それ以外のときは通常1体で森の中で何かをしてるからだ。


不意をつけば、やれないこともないが、3体を正面からとなるとやはり厳しい。幸い狩に夢中なのと、距離がまだあるため、こっちには気がついてないみたいだった。


(さて、どうするかなぁ……)



そう考えながら今までのことを思い出しながら、ゴブリンが獲物と俺の間に来るように進んでいく。ちょうど、そうなるところへ来たときにゴブリンが奇声をはっしながら、獲物へと向かって行った。


いまだ!そう思った瞬間、駆け出しゴブリンの後ろに迫り、グサっと一体のゴブリンの心臓目掛け力任せに突き刺した。模擬刀とは言え先はそれなりに尖っているので、力さえ込めれば一応突き刺すことは可能だ。


そして、そのまま、ゴブリンを回転の軸にしてもう一方のゴブリンに近付き、剣を引き抜く。ドサッという音とともにゴブリンが倒れた、その音で、のこりの2体がこちらに気づき、振り返ろうとする。振り返る間に俺は、引き抜いた反動をつかい、1体の首を俺は横薙ぎに払った。


ゴキッと音がしてゴブリンが倒れる。この感触だと、首を折ったなと確信する。残りの一体がこちらに向かってくる。すぐに構えを直し、ゴブリンが振り下ろした棍棒をうける。


そこにすかさず、魔術の火玉を打ち込む。ゴブリンが一瞬怯むとともに棍棒を剣で振り上げさせ、一気に頭目掛けて振り下ろした。


「ふう、なんとか3体仕留めたな。他のみんなは大丈夫かなぁ……」


俺と違い他の3人は人族の特徴そのままに、特技がなかったからなぁ……一体ずつならなんとかなるが、三体だと俺のようにはいかない。後ろから回って突き刺したところで貫けないし、魔術では怯ませることぐらいしかできないからだ。


少しずつ敵の体力を削るしかないから、かなり時間がかかる。それでも、10分くらいあればなんとか勝てるが、疲れるので休憩もする。それを考えると、1体30分くらい……10体で5時間ほどにはなるのだ。


と、そんなことを考えながら、3体の耳を引きちぎっていった。そのあとは、森の奥に分け入りながら、大概1匹でいるゴブリンに運良く出会いながら倒して行ったのだ……10体狩終わり空を見上げると、ちょうど太陽が真上くらいに来たあたりだった。


(まだ昼か、腹も減ったし、ゴブリンも狩終わったし飯にするか)


とりあえず俺はその場で飯にすることにした。ゴブリンを食べる気にはならなかったが。幸い近くに川もあったし、雷魔術で川に向けて放つと、何匹か魚が浮かび上がってきたので、それを焼いて食べた。


(ふう、腹一杯だ。食い過ぎたか……でも、とった獲物はその場で食べないと痛むし命を奪ってるからなぁ……)


そのせいもあるし、休憩もせずにゴブリンを倒していて、疲れていたのか眠気が襲って来たので、太い枝のある気に登り、枝と枝の間に布を落ちないよう縛り寝ることにした。

さっさと試験を済まして寝ちゃう主人公……

フォフォフォ、遂に儂の出番かのぉ……


試験後はどうなることやら……


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