プロローグ
初の投稿作品になります
週一程度で連載して行ければなと思っています。
…………よ!…………ものよ!
その声は次第に明確になっていく……
意識の回復とともに目にした光景
気がつくと周りは一面の白い世界、そして……
「選ばれしものよ!」
目の前には白いあごひげを蓄えた老人が、そう言い俺の前に悠然と立っていた……
なにが起こったのか訳もわからず俺はポツリ……
「サンタクロース……」
白銀の世界に白いあご髭に、もはや見間違うほどのないその顔に俺はそうもらしていた……実物のサンタクロースなど見たことないにも関わらず。
そんなつぶやきを聞いてか、むしろ、もっと言うことがあるだろう的な視線をその老人は俺に向けていた……
そんな視線に応えるべく……
「ちょ……ココ何処?あんたダレ?くぁwせdrftgyふじこlp!私はだれ?」
ちょっとやりすぎ感は否めないし、今更感もあるが、混乱していたのは事実だった……考えがまとまらずみたまんまを言ってしまうに至ったのにそして、希望どうりのリアクションもしたのに……
ゴツッ!
頭の上かなら鈍い音がしたかと思うと徐々に意識が遠のいていく……その中で目にしたのは白い服装に白いローブ、杖を持った老人、こやつで……かの…………
よく聞き取れないくらいの声を聞きつつ……意識が途絶えるのだった……