エピソード3
まだ、小説書くのに慣れていないため、色々書く形式が変わってしまってます。申し訳ございません。
〜前日〜
俺とイブは村に着いた。その村は、平凡な村でありとても内戦のあるような村ではなかった。着いてすぐ俺はとても若い村長らしき人と出会った。
「あなたが、この村を幻竜から守ってくれる方々ですね?」
「はい、私たちがあなた達を守ってみせます。」
イブはやる気満々だった。でも、俺は疑問を持っていた。
『なぜ彼らは、俺らが村を守るやつらだってわかっているかのように聞くんだろ。ゲームだから?』
俺がこのゲームを始めて数時間が経っていた。ここで俺はリアルのことが気になり始めた。
それを気づいたのかイブは、
「でも、今日は遅いですし、明日からでもよろしいでしょか?」
「もちろんです。今日は宴を行うので、私が案内しますね?」
『まただ。もー宴の準備ができている?』
この村に何かがあると感じた俺は、今日は、ログアウトしようと決めた。だが、
「もちろん、宴には参加していただきますよね。」
『次は心を読まれた?』
「あのー、村長?そろそろ時間なのですが。」
近くから来た村の人が言った。
「わかっておる。」
「では、そちらの方々を連れてきてください。」
「……」
「……」
俺とイブは黙り込んでしまった。
「では、今から宴会場まで案内します。」
「お願いします。」
「お、お願いします。」
やはり俺は違和感でしかなかった。
「おい、イブ少しいいか?」
「はい?」
俺は村長から少し離れて、話を始めた。
「なんか、違和感っていうか疑問がないか?」
「え?違和感というと村長が若すぎるという感じですかね?」
「でも、ザ村長って感じの服装だろ。村の人にも村長って呼ばれてたし。俺が言いたいのはそんなとこじゃないよ。」
「え?村に来るのは付いてきてた人いたからその人から教えられてただろーし。」
「だろ?だから……え?付いてきてた?」
「はい。え?わかってなかったんですか?」
「全然。」
「あんなにわかりやすく尾行されてたら、すぐわかってるもんだと思ってましたよ。」
完全に俺の失態だった。イブは気づいてた。
「あ、あのー。」
村長が心配そうな顔で俺らのことを見ていた。
「すいません、大丈夫です。宴会場に向かいましょう。」
俺らは歓迎された。そして、俺はこの村を守ることを決心した。
「そろそろログアウトするわー。イブ。」
「わかりました。一応明日何時に来れるのか教えてください。」
「えっとー、夜の6時ぐらいかな?」
「わかりました。」
「そーいえば、どうやってログアウトするんだ?」
「腕を見てください。」
「腕?」
俺の腕には何もなかった。
「あ、腕を二本指でスライドしてください。」
「こうか?」
そう言って俺は言われた通りにやると、腕の上からホーム画面が出てきた。
「うぉーー!」
「説明してませんでしたね。ここで、ログアウトは勿論、持ち物や実績の確認などができます。では、おやすみなさい。ソウさん。」
「おう、おやすみイブ。」
目を開くとそこは見覚えのある景色があった。ゲームが終わってカプセルも開いていたのは後になってわかった。
〜1日目〜
ゲームを始めた俺は、イブと一緒に村を守るための防具や武器を買うため村を探索していた。その瞬間、村が暗闇に包まれた。
次回から、村を守るソウとイブの1週間が始まります。