エピソード2
今回はゲームの世界の中での話です。
ゲートを抜けると、俺は目の前の景色に息を飲んだ。とてもゲームの世界とは考えられないというか、ゲームだから可能なのかわからないほど素晴らしい風景だったからだ。
「うぉーー!」
「な、なんてことだ…」
イブは何故か驚いていた。
「どうした?イブ?」
「実は、1番はじめのジャンルはランダムで決められるのですが…」
「ここが、それほどいいのか?」
「いいって話ではありません!あなたは凄い幸運の持ち主です。」
すると、横から、
「ようこそ、アドベンチャーの世界へ」
彼はどうもここのプレイヤーのようだった。
「誰だお前は?まさか、コンピュータじゃないよな?」
「もちろん、こんな味のあるやつなんてコンピュータで入れないだろ」
「お前、変なのか?」
「そんなのはいいだろw?んとー?」
「ん?」
「名前聞いてなかったな。俺はアキだ!」
「俺は、ソウだ!よろしくアキ!」
「こちらこそソウ!あ、この際だ、俺とパーティ組まないか?」
「いいけど、話しかけてきたのそっちだし、俺はまだ…」
「そうか、じゃー、また今度だな!」
「わりーな!」
そして、アキと俺は別の方向へ向かった。
「そういえばイブ、なんで俺、幸運の持ち主なんだ?」
「えーと、このアドベンチャー世界では、個人パラメータを上げるのにとても効率の良いところなのです。」
俺はとても凄い幸運の持ち主らしい。
今までの行いが報われたのだと俺は目からあついものがあった。そんなことを気にしないイブは、
「あ、でも、もっと効率のいいところもありますけどね。」
俺は、一瞬にして、さっきの涙を無かったことにしたかった。
「そのことって、今言わなくても…」
「いいえ、言わないとソウさん調子乗りますよね?あと、その運を別のことで活躍させてほしいので。」
「そ、そうか…」
「そろそろ、この世界の説明をしますね。」
この世界は、人間と共存する動物がいるが、そんな動物や人間までもをえさとするモンスターもここには、存在する。そんなモンスターたちから、人間、動物を守ることがプレイヤーの与えられた試練だった。1週間守り続けることが出来たら、大会参加資格が与えられる。
「では、まずソウさんの守る村まで向かいましょう!」
「じゃー、アキはこの近くの村を守ってるのかな?」
「多分そーだと思われますよ。」
「大会で会えたらいいな。」
俺は積極的に人と喋ることが得意ではなかったため、自分から話しかけてくれる人に憧れを持っていた。そのため、話しかけてくれたアキも、俺の憧れになった。
「行きますよーソウさんー!」
「でも、村はどこにあるのか分かるのか?」
「はい、なので私についてきてください。」
ここから、俺のナノナキゲームのストーリーの第1章 アドベンチャーをいい作戦を思いついたのと同時に始まった。
今回は、少し内容が薄かったかと思われますが、次回から、本当のゲームが始まります。






