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1分で読める短編シリーズ

白い季節

作者: 優木貴宏

12月にもなるとやはり寒い。


私たちの町にはもう雪が降っている。


雪が少ないところはたまに降る雪を綺麗だと感じたりするらしいが、毎年積もる雪は私たちにとって迷惑だったりする。


そんな雪景色の道を今日も私たちは歩いている。


「毎年毎年、こんなに雪が降るなんてやめて欲しいよ。」


「そうはいっても、天候なんてどうにもならないんだしなれるしかないさ。」


私の呟きに彼は寒さをしのぐように手に息を吹き掛けながら答えた。


いつもの通学路が真っ白で見たことのない景色に変わっている。


「景色見たいに私たちの関係も変わればいいのに…」


隣を歩く彼に聞こえないように呟く。


今年も真っ白な季節がやってきた。


毎年のように雪が積もる12月。


今年はいつもと違う季節にすることを胸に秘めて、隣の彼と共に通学路を歩んでいく。

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