修学旅行・移動2
久しぶりにかきましたが、うーん、、、やっぱり自分語彙力ないですね、、、、。
まぁ楽しいからいいですけどね!
人混みが激しい駅の、すぐ横の広場に集合場所は指定されていた。
「ねぇ、これまずいよね」
横にいる夏樹が広場を見ながら言ってきた。
「あぁ、まずいな、出ようにも出られないな」
俺たち二人は広場と駅の間にある大理石の影に隠れていた、その二人の手にはお菓子や食べ物が入ったビニール袋が下がっていた。
「大体信次が寄り道なんかしたから」
「俺は移動中に食べるようのお菓子を買いたかっただけだ、つかお前の方が買ってる量多いだろうが」
そう、俺達二人はここに来る途中コンビニに寄っていた、新幹線に乗っている間につまめるものでも買っておこうと思ったからだ、そこまではいい、ただそのコンビニを出た後に通った商店街でお祭りがおこなわれていた、我々は青春真っ盛りの高校二年生、そんな楽しそうなイベントがあったらそちらに傾いてしまうのは仕方のないこと。
まぁたこ焼きとか焼きそばとかを買いたいがために列に並んで、挙句少しばかりか遊んできてしまった、その結果が二人の手に現状ぶら下がっているのだが、その話題に触れると互いに互いの傷を再確認するようで嫌なので二人ともそこには触れないでいた。
「まぁ遅れてしまったものは仕方がないよ、まだ来てない人もいるようだし、それに私たちの担任の先生なら許してくれるよ、先生優しいし」
「だろうな、だがよ絶対に許してくれなくてなおかつ超特大の雷放つ雷神様がいるのを忘れてはいけない」
そう、担任教師に関しては平気だ、あだ名が(仏のさっちゃん)になるほど優しい先生だ、この程度の遅刻は笑って許してくれる、問題は、、、
「重美ちゃん許してくれるかな、、、」
そう重美である、俺自身重美に今日の事を散々忠告されていた、保険にと夏樹まで同行させたのにその夏樹自身が俺の寄り道に加担していたのである、これはいつも通りのお説教コースで決まりだ。
「二人ともこんなところで何をしてるのさ」
二人してとっさに後方に振り向く、そこには声の主である晃二が俺たち二人を見下ろしていた。
「なんだ晃二か、驚かすなよお前」
「心臓止まるかと思ったよぉ・・・」
二人して安心からくるため息を吐く。
「こんなところで二人は何をしてるんだ?大体予想はつくけど」
晃二は集合場所の俺たちの班の場所に立っている重美を見ながら言ってきた。
「そりゃ重美に見つからないようにあそこに近づいてあたかも初めからいましたよアピールをするためだ」
「たぶんそれは無理だと思うよ」
晃二が俺たちを可哀そうなものを見るような目で行ってきた、それに対して夏樹が質問する。
「なんで?割といい案だと思うよ?」
「まぁ確かに重美にばれずに合流できていればね、まぁもうそれはかなわないけど」
どうゆうことだ、確かに無理な作戦かもしれないが成功しそうなものがこれぐらいしか思いつかなかったし、それにうちの高校は人数が多いことで有名だ、人ごみに紛れていけば成功する確率はかなり高いはずだ。
そんな馬鹿みたいなことを考えていると、後ろの広場の方から声が聞こえてきた。
「そうですね、確かに人ごみに紛れればそのバカげた作戦も成功していたかもしれませんね」
後ろから今一番聞きたくない声が聞こえてきた、その声はどんな鈍感で鈍い人間でも感じ取れるほどの怒りが含まれていた。
「あ・・・・、重美さんどうもこんにちは・・・・」
「重美ちゃん・・、怒ってる・・・よね・・・」
後ろにいたのは不自然な笑顔で顔に影を落としこちらを見ている重美だった。