プロローグ 家出・・・
ここは、大帝国イティスの首都ダルゲ…
「僕は新しい職業をつくりたいな~。」
そんなことを考えているのはこの少年 ティス・スプリング・キト。通称ティス。黄色の髪に緑の瞳の少年である。
「そんな上手くいくものがあるのか?」
そう答えるのはティスの友人の レイド・マルクス・ハシュ。通称レイド。
この2人はとても仲の良いことで評判だ。彼らはこのイティス帝国でも名のしれた、貴族の息子であるが、貴族などという身分はきらいであった2人は家出をして職を探している途中だ。彼らは成績はずば抜けていて、はたから見るとバカであるが、本当の彼らは恐ろしいほど怖い。そのおかげで、追手も苦戦している。現在彼らはなるべく遠くに逃げているが、やはり首都であって、見つかりやすいので魔法で変装して、現在首都の端の喫茶店で話している。
「やっぱりか~。」
とティス言う。
「アレがあることが誤算だった」
そうレイドが言う。彼らが指す“あれ”とは首都ダルゲを取り巻く100mの壁である。この壁は他国が攻めてきたり、反乱を起こったり、首都に怪しい者、簡単にいうと強盗や暗殺者などと言った不審人物を首都にいれないため、設置されている。勿論のことほうきで空を飛んだとしてもバレるし上部には見えないがドーム型の透明防御シールドが張られている。
「あのシールド10重に重なってできているらしいよ。それに国家魔術師、国家防衛軍のやつらが監視していて、出入り口は一個で魔法認証、身体検査、などなど俺たちの変装バレるし、10時間も検査するらしいから、俺たちその間に家に連れてかれてしまうし…。」
凄く真剣にティスは語る。
「200年の平和が続いていても油断しないのかよ。」
レイドは手を頭の後ろで交差させて「お手上げだ。」といわんばかりの表情を作っている。そして、レイドは呟いた。
「他にもバレてしまうが確実に逃げれる方法があるだろ。」
その言葉を待ってましたといわんばかりの笑顔でこう答えた。
「あたりまえだろ。」
数時間後…
ティスとレイドは魔方陣を書いている。
「マジでやるのか。」
そうレイドはティスに尋ねる。
「当たり前じゃん。それよりも、ここで生きていくための新しい仕事を考えたし、そのためには、ゲートで異世界移動して異世界人の手を借りる物さ!!」
ティスはそう答える。そして
「「できた!!」」
魔方陣は完成した。そして呪文を唱える。
「我が目的の為に我に力を貸したまえ!!」
ティスの体が光はじめる。
「おい!!貴様等!!何をしている。」
大きな怒鳴り声が聴こえた。
「「!!」」
その正体は、甲冑に帝国ダルゲの紋章の入った緑マントを着た、兵士、国家防衛軍の兵士だ。
「貴様等、国家魔法法を知っているのか!?」
大きな声で言う兵士。
「知っているさ!!首都で魔法を使うな!!ってヤツだろ!!」
レイドが大声で答える。
「分かっているなら直ちに魔法発動を止め我ら国家防衛軍に連行しろ!!」
大声で焦りをみせながら怒鳴る。
「嫌といったら?」
レイドは答えを分かっているが、あえて聞いた。
「致し方無いが、ここで…!?」
喋っている途中でレイドが麻痺魔法を発動していた。
「邪魔者は消したぞ!!」
レイドはティスにそういう。ティスは「OK!!」といい、こう叫んだ。
「開け!!異世界の門“ゲート”よ!!」
ティスがそう答えると、大きな穴が開いた。
2人はその穴へと消えて行った…。
以外にも長かったですねw
何とも言えないのですが、この僕が使っているPC (MAC)なのですが、変換がとても大変です。(泣)
ということで、ご覧いただいてくださった皆様有難うございます!!