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7 女神

「本当に魔女様だったのですね。助けていただきありがとうごさいます」


女神と聞こえたのは聞き間違いね。


魔法使いとはこの国において重要な存在であり、国民は魔女を神聖な生き物として、拝められている。


「様はおやめください貴女の方が偉い立場です。ルアリナ様、貴女は女神様そのものなのですから」


私が、女神様?


どうやら聞き間違いではなかったらしい。





それなら忘却魔法はうまくいったのかも。


確かに魔力は多い方だとは思ってたけど……!

人の魔力が1だとしたら魔女は100で女神は1000と言われている。



私、そんなにすごい人だったの!?



「そういえば、ルアリナ様、忘却魔法をかけましたよね?多分世界中にかかってあると思います」

「えっ!?世界中に?それより、忘却魔法って何ですか」

「? 貴女がつくった魔法よ。詳細は今度ね、今は安静に」


嘘でしょ!?



安堵する反面、少し期待していた自分がいる。




ならセシル様は私を永遠に忘れるのね。

本望よ。


覚えていてくれたら、なんて……。




「でもなぜ知っているのですか?」

「世界中にかけることができるのは、ルナリア様だけですから、簡単にわかりました」


答えになっていない気がするんだけど…。


魔女はこの国の魔法を整理しているそうだ。


人間では、皆10歳の時に神と魔法の契約をする。


そして自分に合った属性が決まるのだ。

私は水属性だったわ。


自分に合った属性は一際強く使えるのだ。




そして一人一人魔力の色が違う。

指紋のように。

禁忌の魔法が使われた時に、誰が使ったかを特定するためだ。


禁忌の魔法とは、人に害を及ぼす恐ろしい魔法だそう。



「ルアリナ、だいじょうぶ?」


カトレアが私の袖を引っ張り、顔を覗き込んでくる。


「帰る場所がないならうちで修行しますか?私こう見えて魔女で2番目に偉いんです」

   

皆心配そうに私を見つめる。

私はカトレアの頭を撫でた。


そして、ゆっくりと頷いた。



「では……。お言葉に甘えて。お願いします」


「ねえルアリナは何歳?」

「16歳よ」




転移してきたのがここでよかった。


それから、ここは魔法使いの村“白霧村”で、魔法使い以外入ることができないと知った。


村といっても、とても広く、街といった方がいいだろう。

でも外部の情報があまり入って来ないから村と呼んでいるそうだけど。






それから魔法使いの皆様と会うことになった。

子供から老人まで、仲良さそうだ。


そして何よりも、私を見る目が好奇心だけではなく、優しい目をしていた。


それがどんなに嬉しかったか。





でも、本当は、私のような者があっていいような方達ではないのよね。


不思議な感覚。

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