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できることなら、もう一度貴方の隣に。〜“殿下”、私を忘れてください〜  作者: 桜夜.Ari
第五章 寄せられる違和感、選ばれる覚悟

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63 逃げないから 【セシル視点】

俺は、ゆっくりと深呼吸した。





そして、彼女の背中に向けて、静かに口を開く。



「……ルアリナ」



彼女が、びくりと肩を揺らして振り向く。



その瞳には、色々な感情が揺れている。






俺は、それを見て確信する。



——やはり、彼女は何かを知っている。





「全部を話せ、とは言わない」




そう前置きしてから、続けた。



「だが……これから先に進むなら、俺は“何と戦うのか”だけは知る必要がある」


イグナスのいうことを確認するために。





俺だけの問題ではない。

君も、同じ場所に立っているのだから。



「君が伏せたいことがあるなら、それは尊重する」



ルアリナが息を呑む気配がする。


 


何度も見る、記憶にない夢。

彼女と話すたびに感じる、言葉にできない違和感。


その正体を知りたい気持ちはある。


それでも——この言葉は、偽りではない。







「それでも、俺が覚悟を決めるためには、必要だから」



彼女の瞳が、揺れる。




「……俺は、逃げるつもりはない」



そう告げると、彼女は小さく息を呑んだ。


それに、また君を離すつもりもない。



エーテリウス様に言われた言葉を、一つ一つ、胸の奥で繰り返す。



「だから」


静かに、だがはっきりと。


「今から君がすることを、教えてくれ」


ここまで読んでいただきありがとうございます。



少しでも、続きが気になると思っていただけたら。

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