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プロローグ

(数日前)

「グワワワ、ギャァァ」

「くっ、まさか、フルエンド・サクリファイスが来るなんて」

「あいつ、今の私達の刀じゃ、太刀打ち出来ないよ」

「防御と装甲が硬いからなぁ」

「・・・今の私達だけじゃ・・・」

「だが、なんで、突然上級種が・・・、ずっとカルクルド・サクリファイスだったのに」

「手下では、相手にならないと判断された?」

「原因は分からないが、どうする?」

「はぁー、まぁ、ここまで耐え抜いた事は驚きじゃな」

シュ、ザシュ「グググ、ギャラララ」ドーン

「ふ、フルエンド・サクリファイスを一撃で」

「この程度、お主等で倒して見ろ」

「・・・あ、まさか、貴方様は、酒吞童子様?!」

「マジかよ、あの伝説の酒飲みの天才剣士兼鬼の棟梁」

ゴク「こんな、月夜は久々じゃからなぁ、宴に狩るのも一興」

「酒吞童子様、まさか、貴方様に助けられるとは」

「勘違いするな、妾は、ただ居心地の良い場を守護しただけ」

「酒吞童子様、少しよろしいでしょうか?隊長様がお呼びなので、共に本部へ、来ていただけますか?」

「そう、かしこるな、良い、今は、気分がいいから、参ろう」

(酒吞童子が本部に向かっている頃、本部では)

「・・・・1番、各王に招集をかけたと言ったよな、何故、一人なのだ」

「・・・・」

「お前と我だけで一体、何を話し合えと?」

「遅れたか、いやー、悪いね、何用だ、くだらん用で呼ぶでない」

「大遅刻だ、貴様ら」

「ナイトロードは早いね」

「まぁいい、皆、遅刻したが集まってくれてありがとう、用はこれなんだが」ゴロ

「オルライト鉱石かぁ、我々五国同盟で採掘しているやつだな」

「これがどうしたって聞きたいのだろう、実はこれを採掘して数日後に、フルエンド・サクリファイスがやってきたのだ」

「な!なんだと、なるほど、それで酒吞童子が」

「あの酒飲みの天才剣士なら、あの装甲を切り裂かれた事にも合点が行く」

「だが、フルエンド・サクリファイスとはなぁ、サクリファイス属で2番目の上級種だぞ」

「あぁ、それで今、懸念しているのは」

「1番目の超上級種のエルコンド・サクリファイスだね」

「あぁ、酒吞童子にまた、お願いしようと思ったのだが」

「ん、何か問題でも?」

「実は、隊長が酒吞童子に休暇を与え、百酒巡りをさせてやろうって」

「・・・まずいなぁ、酒吞童子様の事だ、オーディン、それに、可愛いい弟子の精鋭部隊も連れて行く、そうなったら・・・」

「あぁ。この街に防衛力は下がる」

「・・・・とうとう、奴らを出撃させる時かもなぁ」

「奴らってまさか、最終防衛部隊のビショップ、ルーク、ナイト、クイーンの事?」

「あぁ、精鋭部隊が居なくなるのなら、使うのも一案だ」

(そして、それから、数十分後)

プシュー「久しいなぁ、隊長殿」

「ん、おぉ、酒吞童子、久しいなぁ、それに、お疲れ様」

「お主にお疲れ様と言われるのはいつ以来かのぅ」

「もう、何年前さ」

「そうか、もうそんなに経つか、我が隠居をはじめて、それで、隊長、直々に何用だ」

「実は、隠居もいいが、休暇で百酒巡りに行ってみないかぁ?」

「百酒巡り・・・面白そうじゃが、大丈夫なのか、街の防衛力は、行くとなれば、大賢者と可愛い弟子たち(精鋭部隊)を連れて行ってしまうぞ」

「大丈夫さ、魔装、魔導兵は動かせるし、季節風達の居るし、いざとなったら奴らに」

「・・・最終防衛部隊かぁ・・・」

「まぁ、奴らを出すのはあくまで最終手段だよ、まぁ、休暇と言うのは建前でこれを調べてほしいんだ」ゴロ

「オルライトかぁ」

「あぁ、百酒巡りのついでに各国でこれについての情報を」

「了解」


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