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第2話  ウサギ小屋の巻☆

-----〈 私立綱正学園:ウサギ小屋 〉-----


 ピョンピョンうさうさ

 飼育小屋の中でもふもふのウサギたちが仲睦まじく戯れている。


「か、かわいい~」

 渋々来たことなど忘れて、ウサギたちに癒される。

 ウサギたちは与えられた干し草をモグモグ食べている。

 ある一匹のウサギが真白のもとへやってきたので、真白は抱きかかえる。


「よしよし~」

 ウサギは真白に撫でられて気持ちよさそうに目を閉じている。


「いてっ――!!」

 突然指先に激痛が走り、思わず手を引っ込む。

 どうやら、このウサギには“噛み癖”があるらしい。

 真白が差し出した指に噛みついてしまったようだ。


>>証拠1:『ウサギの噛み癖』を入手した


「めっ!!」

「だめだよ、人の指を噛んじゃ」

 真白はウサギを優しく叱ると、膝からおろしてあげた。


「そろそろ帰りますか」

 ウサギの世話を終え、十分に癒された真白は帰る準備をする。

 ウサギ小屋の扉を閉じたこころで何か大事なことを忘れているような気がする。


「高橋先生に何か言われていたような……」


―――――――――――――――――― 

  ▶鍵をちゃんと閉めて職員室に返す

  明日宿題を持ってくる

  ゲームは1日1時間

―――――――――――――――――― 



▶鍵をちゃんと閉めて職員室に返す


「そうだ、忘れるところだった」

 真白はポケットからウサギ小屋の鍵を取り出して、施錠しようとする。


「あれ、全然鍵が回らないぞ?」

 開ける時には気が付かなかったが、南京錠が錆びていて閉まりにくくなっているらしい。


 ガチャ


 鈍い音を立ててようやく鍵は閉まった。


>>証拠2:『錆びた南京錠』を入手した

>>真白は『ウサギ小屋の鍵』を手放した

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