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厳選詩集

石と始まりの物語

作者: 白夜いくと

もしあなたが道端で転がっている石を見たとしよう

そこには語られない物語があることをまだ知らない


長い年月をかけてその場にあるという真実

あなたは不思議にも思わないかもしれない

ちょっとしたその出会いに


想像してごらん

どうやって石が歩いてきたのかを

そこに在るという奇跡に気づくはずだ

そこから物語は始まる


ちょっとした不思議から隠れたあなたの心が弾みだす

それは遊び心

それは好奇心


凝り固まった頭ではただの石

その表情は見えない


こんなにも語り掛けているのに

こんなにも見守っているのに

あなたは足で踏んづけて行くのかい


目の前の苦しみを救い出す石かもしれないそれを

あなたなら拾い上げて遊ぶことが出来る

そこから物語が始まる


きっと単純なこと

ほらそう頭の力を抜いてそこの石を拾うのだ


ちょっとした不思議から隠れたあなたの心が弾みだす

秘められた物語が動き始める瞬間

あなたはその無垢な瞳で見て語る


素晴らしい世界が開かれる瞬間

あなたは間違いなくそこにいる


さぁ一緒に物語を語ろうではないか

あなたはどんな石を拾う?

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― 新着の感想 ―
[良い点] ちょっとした出来事から色々と想像を膨らませがちなタイプなので、この詩で詠われている『どんなところからも違う世界の扉は開ける』といった考え方は好きです。調味料の袋に書いてある『どこからでも切…
[良い点] 石が歩いてきたという表現が詩的で良いと思います。 石は歩けないからこそ、何らかの理由で移動してきたという事実を指しつつ、手段は語らないことで想像の余地を残しますか。 [気になる点] …
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