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チートだけどチートじゃない!  作者: たまねこ
6/10

第ロク話 嬉しいけど嬉しくない!


「っ!!!!!」


朝。私は声にならない叫びを上げて飛び起きた。

そう。足がつったのだ。よりによって、朝一で。


朝の驚き、不幸はそれだけではなく、なんと耳元で声がするのだ。何もいないのに。不審に思って、「な、何者だ!」と芝居がかった声で聞いてみた。すると耳元の声は「泥棒です……」と言った。


???


此奴、じゃぱんを知っておるな?

しかも声も私の覚えている紛れもないあの男(ル◯ン)の声……


「なぜ知っている?」

『驚かせてしまい、申し訳ございませんでした。出来心ですのでどうかお許しを。』


また日本風に問うと、例のsi○iのような声(ロボットとかによくある感じの)になった。


「え?なんかわかんないけど許すよ?で、誰?」

『大声を出さないようにと釘を刺しておきましょう。周囲の部屋へ聞こえるとあなたが変人だと思われますので。というか、もう変人でしたね。申し訳ありません。』

「いやそこちょっと突っ込みたいんですが⁉」

『我慢ください。入学早々ルームメイト達に引かれたくはないと思いますので』

「……。」

『ようやくお話がしっかりできそうです。私は女神の一部です。あなたの転生成功確率を上げるために魂を1ナノメートル程注ぎました。』

「女神の一部?つ、つまりは私、」

『あ、私のように妖艶な美女になるとか声が麗しくはなりません。なにせ1ナノメートルですから』

「自慢は聞いてない!」

『では魔力の問題ですか?それはもうこれによって私の一部とリンクされているのであなたはほぼ無限の魔力持ちです。ですが生憎私も運動神経は持ち合わせていないのです……』

「えっ?契約違はn」

『それはないです。仕方がないのですが百年前に勇者に殺された恐ろしい魔物の運動神経を付与しましたから。』

「よかった……って良くないわ!!魔物化とかしやすくなるんじゃ……」

『ですね。でも魔物化の可能性はもともと低いので。更にその儀式も人間には知られいていません。神の秘匿情報です』

「……女神特典とかないの?」

『それっぽいのはなにも……あ、ありますよ?一つだけ。あなたの命の危機を感じたときのみ作動するシステムなのですが、私にお願いしていただければ能力を約5倍の威力、効果にできますが』

「それだぁぁぁぁぁっ!女神特典!ありがとう女神様ぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

『防音魔法の方法をてっきり教え忘れていました。あなたの声はルームメイトたちの鼓膜を大いに震わせたため、目覚まし代わりとなったでしょう。ちなみに現在の時刻は朝三時半です』

「ぼ、防音魔法!教えて下さいっっっっっっっっ!!!!!!!!!!」



ガチャッ


「……何してるんですか?」

「……何してんの?」

「……何してるのよ?」


きれいにかぶった三つの声。その視線の先は、まるで見えない透明人間に両手で壁ドンしているような姿勢になっているエミリアに向けられていた。


「ええとこれはその……」


転生を説明するわけにも行かないので、ここはなんとかごまかしきろう。私はそう決心した。


「一度にたくさんの魔法を使う練習です」

「「「……。」」」


無言で追求しなくなったみんなに安心したやらしてやったりと思うやらで、迂闊にも小さな笑みを浮かべてしまった私。


「「「んな馬鹿な話があるかっ!!」」」

「もうあなたの信者やめます!」

「私も!こんなやつかっこいいと思うんじゃなかった!」

「うちはそもそも崇拝してないもん」


あれ?信者やめてくれるの?信者やめてくれて助かった……入学早々信者たちに囲まれそうだったからね。

三人とも私のクリスマス……じゃなかった、キリスマス風の部屋を出ていったのだった。


なんなのこれ。嬉しいけど嬉しくないんだけど!


久しぶりです!これからしばらく毎日投稿にできるようにがんばります!!

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