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正体

お化け達は我先に我先にと通り透ける、私のミルクティーの飲み干した後を。お化けが通り過ぎたところ、その先は地獄のような異界であるのかわからないがそんな変てこな世界が広がっているように思えた。嫌いに溶けても行く。何故かすらすらと湧き出て来るものの正体は私の心の中の悍ましく、醜い、何人も触れることの出来ない聖域の様なつまらない言葉。意味もなく海月の浮遊を見る。空気のしなやかな雰囲気に当てられ恥をも忍ばない私は唯の木偶の坊だった。

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