内気
ども、かつどんでーす。
しばらくはキャラクター紹介です。
お付き合い下さい。
次のノックする音が鳴った。
「どうぞ」
「失礼します」
一人の男性が入って来た。
「では席について名前と能力、そしてどこの世界とのディメンションハンターかを言って下さい」
「えっ?俺はディメンションハンターではないけど…」
「へっ?」
須奈が不思議に思っていると、
「ああ、こいつも俺が呼んだ奴だ」
と、是碓が言った。
「もう完全に面接の必要無いだろ⁉」
「まあそう言うな、俺たちは統制する立場だろ」
「いや、まあそうだけど」
渋々面接を続ける。
「んで?名前は?」
「俺は内気だ」
「ないき?えっと、フルネームで…」
須奈が戸惑っていると、是碓が答えた。
「こいつにはまだ内気という名前しか与えてない、一応名付けるなら内気 ニケかな」
「ないき ニケって…」
どこかのメーカーにあったような…
「えっと、是碓さん、次を言っていいかな?」
「大丈夫だ、能力だよな、俺はもちろん知ってるが、須奈に説明してやれ」
「了解です」
「おい、名前を聞いただけで俺が混乱しているのに俺の収集がつかないまま能力まで言っちゃうのか」
須奈の言うことを無視して内気は自分の能力を説明する。
「俺の能力は絶対に勝つという能力だ」
だが、その説明によって須奈の混乱は完全に収まった。
「なるほど~そう言うことか、内気ってそう言うことね」
「知ってるのか?」
「もちろん、勝利の神ニケだね」
「おっ、正解だね」
「ニケは勝利の女神だと聞いているが」
「俺の母親がこの世界とのディメンションハンターでさ、ちょくちょくこっちに来てたらしくてね」
「なるほど、だからニケは勝利の女神って言われているのか」
「そう言う事だ」
「じゃあもちろん質問があるんだけど…いや、それは今しないほうがいいな」
「?」
絶対に勝つ能力なんて面白い、こりゃちょっと楽しみになって来たぜ。
「んまぁ、是碓が呼んだって事だから面接はもういいか」
「はい、では失礼しますよ」
そう言い残して内気は部屋を出た。
「ってかお前何人呼んだんだ?場合によっちゃあ俺いらなくね?」
「呼んだのは3人だ、でも順番は知らされてないからお前には居てもらわないと困る」
そんな会話をしていると、またドアをノックする音が鳴った。
「入るぞ」
須奈達が促す前にその女の子は部屋に入って来た。そして、そのまま椅子に座った。
二人は目の前の女の子に呆気にとられながらも、面接を始めた。
「えっと、名前と能力、どこの世界とのディメンションハンターかを言って下さい」
「私はディメンションハンターではないぞ」
「うえっ?」
須奈は驚いて是碓を睨みつけた。
「いやいや、俺も知らない娘だ、ってか確かにディメンションハンターを集めている学校で三人連続でディメンションハンターではないってかなり珍しいけどな」
「その内二人はお前が呼んだ奴じゃねーか」
二人が話していると痺れを切らしたのか、女の子の方から聞いて来た。
「お主らなにをこそこそ話している、さっさと面接とやらを続けぬか」
「あ、はいはい」
さっきの内気もそうだったけど、先輩の俺たちにタメ口多いな。まあ、俺も仲のいい先輩にタメ口使っているんだけど…
「では質問の続きです、名前は?」
「東雲 コチだ」
「「‼」」
東雲、その名前に須奈と是碓二人が反応した。何故なら彼らは東雲と言う人物を知っていたからだ。
しかし須奈も是碓もその人物を聞いた事があるだけで実際に会ってはいない。
だが、聞いているだけでも、目の前の彼女が自分を東雲と名乗っただけで二人にとっては警戒に値する人物になった。
「能力というのはちょっと分からんな、私には超能力とかないからな」
二人の警戒レベルが一段と上がった事に気づかない東雲はさっきの須奈の質問にちゃんと答えていた。
「ああ、それなら大丈夫だ」
「大丈夫とは?」
「あんた、武器を持っていたりしないのか?」
「ん?武器か?生憎もらってなくてな、今は持ってない」
「お、そうか…」
「まあ、いづれ持つ事になるだろうな」
「そう…だろうね」
そして東雲の面接は終わった。
その後の10人程の面接を行ったが、東雲の存在が大きかったのか、初めの三人で疲れたのか、須奈と是碓からはこれと言った質問も無く、一人一分程の時間で終わった。
中には須奈と同じく古田に仕える人物が居て驚いたが、その後にもっと驚くべき人物が来た。
部屋にノックする音が響き、須奈が入室を促し、その女性が入室し、座るより先に名乗った。
「わたくし、高山 菊音と申します、よろしくお願いします」
向こうの世界の超重要人物が来た。
「ぐばぁ!!」
須奈がいきなり血を吐いた。
「ちょっと、失礼じゃないかしら」
絶対に勝手という能力…皆さんは対処できますか?




