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center story  作者: かつどん
vs 坂木 時雨
32/116

南の橋

ども、かつどんでーす。でーすでーす。

5日連続投稿4日目!朝の電車の中で書いています。

今回、かなり強引な所がございますが、暖かな御心で無視していただきたい。

「ああ?後ろから反乱軍が来る?何でだ?」

「それは…分かりません」

「ちっ、北の古平がやられたのか?」

「それもわかりませんが、早く撤退を」

「こんな状態で退却なんて出来るか!」

「し、しかし、このままだと…」


南橋の状況は反乱軍優勢だった。

加賀 剣八(かが けんぱち)の武器は前一分間の軌道上のものを斬ることが出来る武器である。また、その軌道上にはその大剣の1メートル前方の物も入っている。

それを橋の下に隠し置き、一分ごとに橋の下を動くようにしている。動かしているものは古平 数(ふるひら かず)が作った土偶で、これは操る物ではなく、元から一分ごとに動くように設定されている。そのため橋を渡る者は全員斬ることが出来るようになっている。

だがそれも反乱軍にバレてしまえば終わりなのだが、反乱軍は橋の下の仕掛けを知る前に橋を渡るのを止めていた。

むしろ、加賀の部隊が橋を渡っている。と言うより、橋を渡らされている。

それはクラリネットを吹いている樋森 祐介(ひもり ゆうすけ)のせいである。

樋森、それはこの世界の関東で名のある一族で、楽器を使う一族である。

古田が関東を制圧した際、樋森は古田に従順した。十七人衆にも樋森が一人入っている。


「加賀様!ここはもう持ちません、退却しましょう!」

「いーやまだだ、まだ逃げてはいけない」

「ですが…」

「いいか、お前らは俺が指示するまで絶対に前線に出るなよ、前にいる奴らが橋を止めておけ」

「は、はぁ、分かりました…」


その間にも反乱軍は橋を渡ってきた古田軍を押していた。

そして、


「は、反乱軍の援軍が見えました!」

「はっ、やっと来たか」


反乱軍の援軍が現れたことにより古田軍の士気がかなり乱れたが、隊長の加賀は落ち着いていた。


「よし!加賀部隊、橋を放棄!全員で敵の増援部隊に突撃!」

「「「ええ⁉」」」


古田軍は敵の援軍が来たことにより混乱していたが、わけも分からないまま、加賀の指示に従った。


「お前ら、絶対に離れるなよ」


それは加賀の気迫ある命令だった。


「は、はい…」


古田軍はその気迫に圧倒され、加賀から出来るだけ離れないように加賀に寄せ集まった。

それにより、援軍へと向かう突撃はかなり遅かった。

反乱軍もいきなり後ろを向いた古田軍に驚いたが、今がチャンスと思ってこれを追った。このまま古田軍を挟み撃ちにしようとした。もちろん橋を渡って…


「加賀様!敵が橋を渡り出しました!剣の力は使わないのですか⁉」

「ああ、まだ使わん」

「まだ?」


古田軍はゆっくりと動いているため、援軍と戦闘に入る前に反乱軍が橋を渡り終えようとしていた。


「よし、橋を渡り終えそうだな…お前ら!左に曲がれ!」

「「「ええ⁉はい!」」」


唐突な指示に加賀の部隊はかなり驚いていたが、とにかく古田軍は左に曲がった。


「そしてもう一度左!」

「「「はい!」」」


今度はすぐに反応した。

そして、左に曲がった古田軍はもう一度左に、つまり橋を渡った反乱軍に向かって走り出した。


「「!!」」


これには反乱軍も動揺していた。一体何故こちらに突撃して来るのか、分からなかった。

古田軍から加賀が先頭に出て来て、


「俺が初めの一撃を入れる、斬!」

「「うわぁ!」」


加賀が前に出て来ると、古田軍の前方にいた反乱軍がいきなり斬られた。


「なっ⁉一体何を」

「はっ、何だろうね」


古田軍はそのまま反乱軍の薄くなった所に突撃した。

加賀は武器を持っていたかったため、近衛兵に護られながらの突撃だった。味方が一人、また一人と倒れていく。


「おりぁ、二回目斬!」


加賀はまた武器の能力を使うと、とうとう川が見えた。


「よっしゃーあとちょっとだ!勢を落とすな!むしろ上げろ!」

「「「おう!!」」」


古田軍の大迫力に反乱軍は圧倒されていた。

その隙をついて、古田軍は反乱軍を突破した。

だが、


「でも橋ってもう少し向こうだよね、橋に向かっている間に全滅するじゃん」


ようやくの思いで川岸に出た古田軍の一人がそう言った。

すると、加賀は


「よっしゃー皆!、飛び込め!」

「ええっ⁉」


川を渡るには橋を渡らなければならない。だが橋を渡ろうとすると、反乱軍に攻撃されて全滅する。ならば川を飛び込み逃げる、これが加賀が思いついた退却である。

古田軍は初めは驚いていたが、意を決して川に飛び込んだ。

そして、向こう岸まで渡ろうとせずに、列を成して川の流れに従って下流に向った。

反乱軍はまさか川に飛び込むとは思っていなかったため、唖然としていた。

こうして加賀率いる古田軍は南橋から退却した。

そして、反乱軍は見事に川を渡ることを成し遂げた。


まさかねーこのクラリネットを吹いている樋森さんが過去にあの人と戦っているなんて思わないでしょうねー(ゲス顔

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