古田軍
ども、かつどんでーす
この話はafterの16話までを先に読んでからのほうがいいと思います。
「よし、突撃だな」
「おい待てや」
ここは第二世界、須奈 真紅は部下にあたる坂木 雹と米原城攻略の作戦を立てていた。
第二世界の今の状況は一番大きな勢力が岐阜県から拡がった古田の勢力であり、関東地方、中部地方を占めている。しかし、近畿地方にまで侵略し、滋賀県を半分ほど攻略した時、近畿地方で一番大きな勢力の高山から思わぬ反撃を受けた。そのため現在の近畿地方は高山が占領していて、高山の勢力は兵庫県まで伸びている。
東北地方は剛力一族が支配しているが、あまり勢力を拡大する気はないらしい。
四国、中国、九州地方はこれといった大きな勢力はなく、小さな勢力がたくさんあり、それぞれ覇を争っている。
そして、今古田軍が再び高山領の米原城に進軍しようとしている。
「いやいや冗談だって、そんな簡単に突撃なんてしないって」
「くっ、本当にしそうだから困る」
「俺って信用ない?」
「当たり前だ」
古田が高山の反撃を受けた時、古田はほとんどの人材を亡くした。
古田内の上下関係は、まず君主の古田がいて、その下に五大老がいる。五大老とは、戦闘担当、治安担当、財政担当、諜報担当、人材担当をそれぞれ担う五人だ。この五人の決定は君主である古田であっても覆すことは出来ない。因みに世襲制なのだが、須奈は色々と訳ありで、本当は藤原一族がそこに就くはずだが、前の藤原一族の長が須奈に憑いた(?)ために須奈が戦闘担当を担うことになった。
そして、その戦闘担当の下に七剣衆という古田に昔から伝わる武器をもった七人がいて、戦闘時には軍団長を担うことになっている。
坂木もこの七剣衆の一人だ。
また、十七衆団という団体があり、五大老と七剣衆の腹心である合計十七人を指してそう呼ぶ。
そして、高山の反撃を受けた時の被害とは、五大老の二人(一人は藤原)、七剣衆の六人、十七衆団の十五人が死んだ。
古田のほとんどの戦力がその戦いで削られたのである。
しかしその後、すぐに編成が行なわれて五大老、七剣衆、十七衆団の全てが埋まり、現在では戦闘も十分出来るようになっている。
「さぁて、では行きますか、坂木さん」
「では行きますか須奈様」
しかし、古田はとんでもない人材を手に入れていた。須奈 真紅、彼が加わったことは吉とでるか凶とでるか、それはこれからのお楽しみ。
これ、三人目までさっさと終わらせたいのだが。