東尾乙高校
ども、かつどんでーす。
afterの須奈編を終わらせてすぐに投稿しました。
しばらく時は流れて須奈 真紅は高校生になった。
彼が通った高校は私立東尾乙高校という高校で、どうやら今年から二つの世界を繋げることの出来る者を集めているらしい。
そのため須奈は学校からの推薦で入学することができた。
自分以外の二つの世界を繋ぐ者、つまりディメンションハンターはこれまでも見たことはあるし、友達にも何人かいる。しかし、一クラス40人の全員がディメンションハンターというのは想像も出来ない。また、自分と同じ世界とのディメンションハンターもいるのかという不安も出てくる。向こうの世界では戦争が起こっているため、敵と出会う可能性だってある。または中学の時みたいに敵を呼ばれる可能性もある。
「全くもって無意味だけど、こればっかりはなぁ」
と須奈は東尾乙高校の本舎とは少しはなれた別館の教室に入る前にため息をはいた。
ディメンションハンター達の教室は本舎とは離れており、特別用事がない限り普通の生徒は立ち入り禁止になっており、また、ディメンションハンター達も本舎へは立ち入り禁止になっている。
須奈が教室のドアを開けると、他の生徒の半数くらいが須奈の方を向いたがすぐに目を反らした。皆自分の席に座っている。
(だいたい中間くらいに来たかな?)
自分がどんなタイミングで来たかを予想しつつ須奈は自分の席に座った。
その後も次々と生徒が登校して来て、それぞれ自分の席についた。その光景は普通の生徒達と全く変わらなかった。
HRに間に合った生徒は40人中33人で今日は4人欠席の36人がその教室にいた。
担任は数人が遅れて来ることを知っていたのか、欠席者以外全員が登校し終えてから教室に入って来た。
「皆も知っての通り、このクラスの全員が二つの世界を繋げることの出来る者、つまりはディメンションハンターだ、向こうの世界ではいざこざがあるかもしれないが、ここではしっかりと勤勉に励むように」
担任の先生は教室に入って来て初めに言ったことがそれだった。
「では先ずは学級委員長と副委員長を決めようと思うが、この教室には異能力を持つ者もいる、さらには向こうの世界での立場も考えて、こちらで決めさせてもらった、というわけでよろしく、須奈 真紅君」
「嫌です」
あっぶねーもうすぐでちょー面倒な仕事を担うところだった。
「学級委員長、やらないかい?」
「嫌です」
「では他にやりたい人は…」
「「「………」」」
「仕方ない、では今から配る紙に学級委員長をやってもらいたい人の出席番号を一つ書いて提出してくれ」
なるほど、生徒達に選ばせる方法か。しかし、今日の今日だから自分以外の出席番号なんて知らないし、他の生徒がどんな人物かなんて知らないぞ。
まぁいいや、適当に鉛筆でも転がして決めよう。
よし、じゃあこの六角形で一辺ずつに1から6の数字が書かれた鉛筆を二回転がしてその積の番号の数字を書こう。もし、その番号の人が今日来ていなかったら37番以後の人の番号を書くことにしよう。
素数の人には絶対にならないけど、この際どうでもいいか。
僕の鉛筆転がしでの結果5と6が出たため、30番の人に一票が入ることになった。
その結果、
「というわけで4票獲得した須奈 真紅君、よろしく」
「何でだー!!!」
36人中4人という選挙だったらどうすんだレベルの結果により学級委員長をすることになった。
「副委員長は3票獲得した是碓 真紀奈君、よろしく」
「分かりました」
何かすごい名前の人物が副委員長になったぞ。
「と言うわけで、今日はこれでおしまいだ、皆早く下校するように、後、学級委員長と副委員長はあとで理事長室まで」
いきなり呼び出しをくらったぜ。
東尾乙高校…大丈夫かな…




