とある会話
ここまで執筆してこの小説おもんなくね?と思ったので、前押しである人物を登場させました。
須奈 真紅が藤原 美夜と結婚して一週間後、須奈はある人物と会っていた。もちろん第三世界でだ。
「ふーん、それでその藤原って娘と結婚したんだ」
「まぁな、それで俺は晴れて藤原一族だ」
「君、まだ中学生だよね」
「向こうの世界では13歳から成人らしい、ちなみに美夜は14歳だ」
「へーそうなんだ、藤原一族にとっては晴れてっていうより腫れての方が正しいな」
「さすが上手いこと言うなあんたは」
「それより、藤原一族に婿養子になるのだろ?名前は変わるのかい?」
「いや、変わらないらしい」
「何で?」
「さぁ、それは分からないが、夫婦別姓らしいぞ」
「へーそれはよかった」
「子どもができたら須奈だけどな」
「子どもってねぇ、あのブラコンの妹はどうするのさ」
「まだ内緒にしている」
「絶対にいつかバレるよ」
「まぁその時はその時だ」
「それにしても、君もディメンションハンターになるとはね」
「いやいや、俺もびっくりだぜ、そしていきなり五大老だしな」
「君の能力はあれだっけ、全てを粉にする能力だっけ?」
「全てを粉にして、全てを作り出す粉を操る能力って聞いたけどな」
「チートじゃねぇの?」
「何回も死にかけているのですがねー」
「しかしそんな能力、何もかもを無意味にする能力じゃないかい」
「まぁそうだな」
「だったら君のことを無感情って呼ぶより、無意味って呼ぶ方が合ってるね」
「確かにそうだな、俺は決して感情がないわけじゃないしな」
「よし、これから君は無意味だ、よろしく無意味」
「ああ、よろしく、エン」
エン、須奈にそう呼ばれた男性は手を差し出し、須奈はそれに答えるように握手した。
「それより、須奈君〜、本題に入ろうじゃないか」
「本題?」
「とぼけるなよ須奈君〜、君、女の子の身体になって女の子とキスしたんだって?」
「ま、まぁそうだけど」
「もちろんその写真あるんだよね」
「ねぇよさすがに」
「な、ん、だ、と」
「いや、確かに写真はないが、体験談をしてやるよ、そう、柔らかな相手の身体を柔らかな自分の身体で…」
「おい、須奈、その時は自分の、須奈の意思でキスしたんだよな」
「うん、そうだけど」
「ばっかっやっローーーーーー」
「ぐふぉ!」
おもいっきり殴られた。
「君は大事なことを忘れている」
「大事なこと…だと…」
「確かに君は女の子同士のキスをやってみせた」
「そうだよ、うらやましいだろ」
「ああ、うらやましい、だが俺ならその力があってもしない!」
「な、何でだ?」
「さっきも言ったろ?そこにはとても大事なことが無いからだ」
「だからその大事なことって何だよ!」
「そう、その大事なこととは、女同士であるという気持ちだ!」
「なっ……」
「女同士、それは禁断の恋愛、その禁断という壁を乗り越えて結ばれるふたつの気持ち、恋する瞬間の自分の気持ちと理性の狭間で苦闘する心、それが女同士、いわゆる百合の醍醐味だ!」
「なっ…そうか、俺がキスした時確かに絵面的には女同士のキスに見えただろうが、美夜からすればそれはこの俺、須奈 真紅とのキス、そしてこちらからすればただの女の子とキスする男…そこには一切女の子のキスする相手も女の子という気持ちがない!」
「そうだ、それは見た目は百合キス、だが中身はただの男女のキス、これをどう味わえようか」
「俺は…なんてことを…」
「分かったか、須奈」
「ああ、これはなんてことない誰得?としか言いようがないただの男女キスじゃないか」
「その通り、これに懲りたら、身近な女の子二人を相思相愛にしてみせろ」
「了解した!早速美夜と礼央をくっつけてやるぜ、はっ、やっぱりあんたには敵わないな」
「そのいきだ、頑張れ!」
この時エンはこう思っていた。
(あっ、こいつ死んだな)
須奈に向かって合掌しているエンはあることを思い出して須奈に聞いた。
「そういや高山軍がこの世界に攻めて来た時、瀬滝田中学校側に死者が出たって本当か?」
「ん?ああ、六人死んだらしいな」
「そうか、それは君にとってきついことになると思うな」
「どうしてだ?」
「君がそこにいたからその六人は死んだってことになるから」
「あーそうなるな」
「もうすぐ終止符達も卒業で僕らはかなり少なくなると思うのだけど、どうなんだい?」
「あんたが卒業してからの俺たちはもちろん増えていったさ、だけどあんたが居た頃よりも増加速度は小さくなってな」
「そろそろ僕らの名前も決めないとね」
「そこは反射板に任せたらいいと思うぜ」
「そうだね、リフのネーミングセンスはまぁ、…いいんじゃない?」
「まぁ良いと思うぜ」
「そして、瀬滝田中学校での僕らの次のリーダーは君でいいのかい?無意味」
「もちろんだ」
「じゃあ任せたよ」
「任されたよ」
この後、須奈は家に帰ると早速家族に藤原 美夜を紹介した。そしてもちろん、須奈 礼央との修羅場になったことは言うまでもない。
さらに、その頃、第二世界の江戸にて、
「おいお前ら!今のこの状況どう思う⁉古田はこの地を征服した後、この地をどうした?すぐに西へ引き返してこの地はほったらかしだぜ?さらには西で使うために俺等から高い年貢なんて持って行きやがるしよ、なぁお前ら、こんな状況許せるか?許せる訳ないよな!じゃあさ、俺たちでこの状況を壊してしまおうぜ!立ち上がろうじゃねぇか!」
「「「おーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
古田に対してかなり大きな反乱が起ころうとしていた。
百合こそ正義!
第二章終わりです。




