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center story  作者: かつどん
vs 荒木 静香
116/116

捕らわれし粉師

ども、かつどんです!


連続投稿は今回で終わります。

最後と言いながら今回短めです。

須奈「ああ…」


エンの家、高野園家の隣で、男が半裸状態で縛られていた。

しかも縛っているのはその男が半裸になる前に着ていた服である。

隣にはその男の下着が置いてあった。

どうやら大事な部分は縛っている服により隠されている様である。


須奈「こんにゃろー」

一番目「おっと、たしかに粉師なら服を粉にして簡単に拘束を解けるだろうけど、もしそうしたらお前は全裸ってことになるぜ」


須奈は拘束を解く事が出来なかった。


一番目「もっとも、縛られる時に一度全裸になっているが」


須奈の完全な負けだった。


須奈(マジで懲らしめられたぜ…)

須奈「こう言うのって男である俺より女の方が皆喜ぶんじゃね?」

一番目「何だ?わたしに裸になって縛られろと言うのか?そうしたらお前は緊縛フェチとして語り継がれるだろうな」

須奈「いやいやいやいや、いいです、脱がないで下さい」

一番目「一度お前に脱がされたことならあるけどな」

須奈「あれは自分で脱いだのでしょ!」

一番目「まぁいいや」


一番目は両手を広げて須奈を見下した。


一番目「さぁて須奈君、確かにわたしはお前を懲らしめた、だがこれからどうしたら良いんだ?」

須奈「知らねえよ!…いや、開放するしかないだろ、ほら」

一番目「ええー、せっかく二人っきりなのに…」

須奈「おぞましい…」


いや、二人っきり?特に戦う訳でもないし…だったら少し聞いてみるか。


須奈「なぁ一番目、二人っきりついでに教えてくれ」

一番目「なぁに?」

須奈「どうしてアンダーの、安藤の家族を殺した?」

一番目「アンダー?」


そこで少し沈黙が訪れた。

一番目が宣戦布告する前、堂主館でエンたちを襲撃した翌日、アンダー、安藤 智也(あんどう ともや)の家族が全員殺された。

安藤は学校から帰ったら母親、父親、弟も皆殺されていたらしい。

今安藤は新しくレースの幹部になった湯澤と二人暮らししている。

そして湯澤も安藤とともにその現場を見た、そして犯人と思われる後ろ姿を見た。

あの後ろ姿、真っ白なロングヘヤー、そして日本刀、拳銃の弾をも防ぐ戦闘能力、それらの印象から犯人は第一世界の二番目と推定された。


一番目「それはわたしじゃない、二番目にはそんな命令をしていないし、その日は宣戦布告するための準備で忙しかったから二番目はずっとわたしのそばにいた」

須奈「やっぱりか…」

一番目「そもそも、二番目の髪は真っ白とは言えないだろ」

須奈「だな」

一番目「しかしわたしたちが攻め込む前にそんな事になっているなんてなぁ…その家族ってやばいことでもしてたのか?」

須奈「いや、いたって一般的な家庭だよ」

一番目「殺された理由も分からないのか」

須奈「俺の推測では愉快殺人かなって思ってるが」

一番目「愉快殺人?殺すのが楽しいから殺したってこと?」

須奈「あくまで予想だけどな、エンドの二人が言うには殺人鬼の殺し方に似てるってさ」

一番目「殺人鬼?なんじゃそりゃ」

須奈「第三世界にも物騒な奴らがいるってこと」


まぁ、レースの構成員もほとんど殺人鬼だけど…。


一番目「へぇ、そういや五番目と十二番目も言ってたな、もしかしてこの世界ってかなり面白かったりする?」

須奈「いや、面白かったらレースなんて出来ねえよ、他の世界から見たら分からないがな」

一番目「クヒヒ、決めた」

須奈「何を?」

一番目「わたしもそのアンダーの家で暮らすことにしよう、もちろん第三世界にいる時だけだけどな、もしかしたらアンダーの家は何かをしてたのかもしれない!」

須奈「………」


安藤、お前のこと親友だと思っているよ。

例え安藤がそう思わなくなったとしても俺からは親友だと思っているさ。

ごめん、安藤。

取り敢えず謝らしてくれ。


一番目「よし、早速今から行くとするか!じゃあまたな粉師」

須奈「ええ、また…」


一番目は颯爽と去って行った。


須奈「………」


須奈だけその場に取り残された。


須奈「あれ?俺どうしたらいい?」


半裸状態で縛られた男だけがその場に取り残されていた。


次はafterとhideを進めたいと思います。

それまで皆様ごきげんよう!

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