4月後半
普通の高校に通う、成績も普通の高校2年生の悠真は今日も高校に行く。
いつも通り高校の授業を受けるが先生から衝撃的なことを言われる。
今日も朝から高校に行く。
途中で玲奈に出会ったが少し話して「また高校で会おう」と言い高校に向かっていく。
昨日のことがあったが何とか忘れようとしていた。
だが決して。忘れることが出来なかったのだ。
高校に着き、教室に入るといつも通りの空間が広がっており少し安心した。
だが柏木先生が教室に入って来て雰囲気が変わった。
「えーと... お前らはもう高校生だから隠さないで正直に言うが...」
昨日のことが頭に浮かぶ。玲奈の方を向くと同じように顔を青ざめている。
「クラスメイトの山田啓介が... 交通事故に巻き込まれて亡くなった...」
クラスメイトが少しざわめく。俺は最初は信じられなかった。啓介が言っていたことは本当なのか...?
「マジかよ... 啓介が死んだの...?」
クラスメイトがざわめいている。
「静かに! とりあえず... 弔問や参列に関する情報は親御さんに連絡しているから... 家に帰ったら親御さんに聞くんだぞ...」
いつもは元気な柏木先生がまるで別人のように落ち込んでいる。もちろん俺も、玲奈も、他のクラスメイトもだ。
クラスからすすり泣きが聞こえてくる。
俺も泣きたいけど昨日の言葉が心に突き刺さって泣けなかった。
「なんか明日に君は死ぬ的なことを言われてさ~ 意味わかんないだけど俺は無視して学校に行ったよ。」
啓介の言葉が心に突き刺さる。
それから一日中、俺のクラスは静かだった。
そして放課後に玲奈が話しかけてくる。
「ねえ... 悠真...」
悲しそうな声で話しかけてくる。
「昨日のこと... 本当だったのかな...?」
何とか慰めようとする。
「悠真の不注意だったかもしれないだろ...? とても悲しいけど...」
玲奈が突然、泣き始める。
「もし... 私が死ぬって言われたらどうしよう...」
そう言って家まで走って帰って行ってしまう。
追いつけず、1人ですすり泣きながら帰るしかなかった。
そこで、後ろから声をかけられる。
「佐藤悠真君!」
後ろを振り返ると黒いスカートを履いた黒いフード付きの洋服を着た16歳くらいの少女がいた。
頭にまた啓介の言葉が浮かぶ。
「今日の朝さ~ 知らない16歳くらいの黒いフード付きの洋服を着てる女の子に声をかけられてさ~ なんか意味深なこと言われたんだよね~www」
「1年後の4月に君は死ぬんだよ!」
目の前の光景を信じられなくて地面に倒れそうになる。
世界が真っ赤になる。
気がつくと、彼女はいなくなっていた。
瞬きをした瞬間に。
体が震えながら家に帰っていく。
「で、でも... 明日じゃない... 1年後だ... 大丈夫... 何とかなるさ...」
そう言いながら悠真は震えながら家に帰っていくのだった...




